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2022年12月20日

「聖灰の暗号」(上・下)*帚木蓬生




数年前、教会の方からお借りしたのがこの本との出会い。
正直なところを言えば、「カトリックのクリスチャンである私達がこんな本を読んでいいものやら?」というのが率直な感想だった。

あれから数年が経ち、この本を再度読みたくなり古本屋で探した次第。

「聖灰の暗号」(上・下)*帚木蓬生(新潮文庫)

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10〜12世紀頃、フランス南部やイタリア北部で活発化していたとされるカタリ派の歴史を日本人歴史学者が追うミステリー。カタリ派は「異端」とされていたが、もしこれがあと数世紀遅い宗教改革の時に出てきたのなら、今尚ひとつの教派として残っていたのではないだろうか。

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この本を読んだ時「誰が正しいのか?そして誰が天国へ行けるのか?」を誰もが考えるであろう。
下巻の大部分が、一人の修道士の手記仕立てになっている。
繰り返されるカタリ派の伝道師とカトリック大司教の問答が聖書の引用満載。
いい聖書の勉強になるかもしれない。。。

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素敵な読書タイムを






posted by mysterynovels at 15:23| JAPAN
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