2014年04月30日
永山絢斗主演、アダルト業界を描く異色の連続ドラマ『モザイクジャパン』が5月スタート
ドラマは、主人公の常末理市(永山絢斗)が、東京の証券会社をリストラされることで始まる。理市は傷心し帰郷すると、両親の勧めで田舎町に不釣り合いなモダンな自社ビルを持つ株式会社GALAXYZへの再就職することに。若き社長・九井良明(橋一生)が率いるGALAXYZグループは、なんとアダルトビデオを中心にさまざまな事業を手掛ける新鋭企業だった。職場には短すぎるスカートの制服を着た美女が多く、理市はその中でもひときわ純粋さや可愛さを放っている木内桃子(ハマカワフミエ)が気になりだす。だが、彼女たちは実はAV女優で、就業中もオフィス内やトイレなどいたるところで絡みの撮影が行われる始末。理市はこのセックス産業で潤う田舎町に巻き込まれ、破滅、成功、絶望、快楽の全てを経験していくことになる。
脚本の坂元は「このモザイクを消せないものか。テレビ番組作りの原点とは、誰もが興味を持っているけど、誰も知らないことを、誰でも見られる場所にさらけ出すことと考え、アダルトビデオの世界で取材を重ねました。結果、150分中、140分はWOWOWでしかできないであろうドラマとなりました。幾重にも重ねられたモザイクを消しながらわたしたちが見つけたものは、この国の社会システムそのものでもあります。モザイクとは何か、モザイクの向こうには何があるのかないのか、モザイクをかけているのは誰か、そんなことをこの物語の中で考えていただければと思います。モザイクジャパンというタイトルですが、内容にはモザイクをかけていません」と、作品に込めた思いを語っている。
また、水田監督は「脚本が私の力量を超えていて困っています。脚本家の坂元さんとはこれまでにもご一緒しましたが、その都度、その着眼点に驚かされ、感服しています。今回は感服を超えて、驚愕です」と語り、主演の永山は「理市が帰郷し、親しかった人々の変化に感じる葛藤や、AV業界で仕事をしていく上で生まれる失望感、恋愛を交えて生まれる向上心などを誠実に演じたいと思っています。そして素晴らしい脚本に色を付け、自分で自分にかけてしまっているモザイクを取り除くことが出来たら、僕も少し成長出来るかもしれません」と意欲を見せる。
セックス産業で潤う、言い換えればAV業界に乗っ取られた田舎町を舞台に、深い人間心理や社会問題が盛り込まれる社会派エンターテインメント作品『モザイクジャパン』。さまざまなタブーに挑んできたWOWOWによる、“ペイチャンネル”ならではの新たな挑戦に注目だ。
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