2016年05月11日
まだラブコメで余裕のあるヒュー・グラント「Re:LIFE〜リライフ〜’14」劇場公開2015年11月
気がつけばヒュー・グラントも56歳。ヒュー・グラントは、やっぱりこういうラブコメが適任と思わせる映画だ。
キース・マイケルズ(ヒュー・グラント)は、カリフォルニア州ハリウッドの映画制作会社を回って盛んにアイディアを売り込むが一向に反応がよくない。「強い女が主役のエッジの利いたコメディ」が制作会社側の要望。それになかなか応えられないキース。15年前「間違いの楽園」を書き映画化され、ヒットしたものの以来これといった作品がない。
自称やり手のエージェントという女性と相談。彼女の提言で東海岸にあるブリングハム大学で創作講座を受け持つことになった。
ロサンジェルスから4432キロ、ニューヨークから北に277キロ。IBMの発祥の地。名物料理は、マリネした牛、豚、鶏などを使ったスピーディといわれる炭火焼サンド。雨と曇りの多さでは全米トップ10。長所は回転木馬の数が世界一多いこと。
そうは言ってもロサンジェルスと比べると魅力は月とすっぽん。見るからに地方空港という小さなターミナルを出て、ようやく着いたブリングハムの街。自分が住む家を確認して近所のダイナーへ。
そこで知り合った創作講座受講希望のカレン(ベラ・ヒースコート)と早くもベッドイン。ヒュー・グラントらしい展開。とは言っても、56歳のたるんだ肉体をさらけ出すこともなく、朝、目覚めたら横にカレンがいたというさらりとした描写。
翌日にはラーナー学科長(J・K・シモンズ)から分厚い受講希望者名簿と作品を手渡され早急に選別しろと言明される。作品は読まず性別の関心だけで、夜遅くまで選別に没頭した。そして選び出されたのは女子学生が圧倒的に多く20名のうち男子学生はたった二人。キースの面目躍如。
遅れて作品を提出して、強引に割り込んできたホリー(マリサ・トメイ)。こういうところは、コメディが得意とするところ。ホリーの存在は、カレンとの関係にも微妙に影響するが、それよりもカレンとの不純交際が明るみ出る。教師と学生との恋愛は校則で禁止されている。キースは辞任するか、審問会で弁明するか、二者択一を迫られる。さて、どうするキース?
エンディングはハッピーエンドに決まっているが、一つ教訓らしきものは人に物事を教えると言うことは、自ら学ばなくてはならないということ。それに気がつくキースだった。お気楽なラブコメも、たまにはいいんじゃないかな。
監督
マーク・ローレンス1959年10月ニューヨーク市ブルックリン生まれ。ヒュー・グラントと組んで’02「トゥー・ウィークス・ノーティス」’07「ラブソングが出来るまで」’09「噂のモーガン夫妻」があり、久々の作品。
キャスト
ヒュー・グラント1960年9月ロンドン生まれ。
マリサ・トメイ1964年12月ニューヨーク市ブルックリン生まれ。
ベラ・ヒースコート1987年5月オーストラリア、メルボルン生まれ。
J・K・シモンズ1955年1月ミシガン州デトロイト生まれ。’14「セッション」でアカデミー助演男優賞受賞。
アリソン・ジャネイ1959年11月オハイオ州デイトン生まれ。
ご面倒ですが、クリック一つで私は幸せになります。よろしく!
にほんブログ村
価格:3,117円 |
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5052601
この記事へのトラックバック