残り10試合最後の最後で力及ばずだったが、現在の西武の戦力で優勝争いをしていること自体不思議な現象である。
確かに山川復活はあったものの、打線は前半は山川頼みのところもあった。主力とはいえ、外崎、森の成績は到底主力と言える数字ではない。
秋山獲得も資金力ない西武には到底無理な話だった。
ただ投手力は向上し、守備型チームへの変動を実現。外野手は守備力ある愛斗、川越、鈴木らを我慢強く起用し、源田離脱時は何と育成から支配下されたばかりの滝澤を抜擢。マイナスをプラスに変えた。
ない戦力で工夫を凝らしながら戦った結果である。
辻監督になってからの6年間で著しく若手の台頭はあったが、同時に相次ぐ主力流出もあった6年間ではあった。
ここから更に、森、山川、外崎が抜ける。
ただ源田は辻監督の政権でまず抜けないだろう。辻チルドレンの象徴の選手だからだ。
ここからまた若手を育成しながら勝たなくてはならない。
そのために辻監督は勝負は度返して授業料を払ってきた側面もある。
当初は森は打撃はいいが捕手としては炭谷をメインでと外野の声はあったが、それを無視して捕手は森を使い続ける。その結果リーグを代表する捕手へと成長をとげた。
山川も我慢して使った結果である。
今年は隅田である。新人としては不名誉なワースト連敗記録を作ったものの。あえて試練をルーキーに与えた。
普通の新人ならここまで使わない。でも彼はエースになる存在。乗り越えなければならない壁である。
これから育成しながら勝っていくには辻監督続投が望ましい。
補強がドラフトのみの球団なら尚更だ。
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