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2019年06月09日
交流分析(Transactional Analysis)をご存知でしょうか?
最終的には、心の働きの脳内メカニズムについて述べていきます。
交流分析(Transactional Analysis)をご存知でしょうか?
学生の頃、診療内科の日本での創始者である
池見 酉次郎 (いけみ ゆうじろう)先生の著書と巡り会い、交流分析という手法を知りました。
池見 酉次郎(いけみ ゆうじろう、大正4年(1915年)6月12日 - 平成11年(1999年)6月25日)は
日本の心身医学、心療内科の基礎を築いた草分け的な日本の医学者。
福岡県糟屋郡粕屋町生まれ。甥は臨床心理学者の池見陽。
旧制福岡中学(現福岡県立福岡高等学校)、九州帝国大学医学部卒業。
戦後、アメリカの医学が日本に流入した際、心身医学の存在を知る。
昭和27年(1952年)にはアメリカミネソタ州のメイヨー・クリニックに留学し、
帰国後、日野原重明、三浦岱栄らと共に
昭和35年(1960年)日本心身医学会を設立し、初代理事長になる。
翌昭和36年(1961年)九州大学に国内最初に設立された精神身体医学研究施設(現在の心療内科に当たる)
教授に就任し、内科疾患を中心に、心と体の相関関係に注目した診療方法を体系化、実用化に尽力した。
交流分析(Transactional Analysis)は、
精神分析に基礎を置く力動的視点を持ち、観察できる行動に焦点を当て、
人間学的心理学の哲学を持った統合的な心理療法です。
1950年代にアメリカの精神科医、エリック・バーン博士により創始され、
人間の変化と成長のための心理学理論と技法として発展してきました。
交流分析はわかりやすい言葉と図示による分析が特徴ですが、
学ぶほどに奥が深く、応用の範囲も多岐にわたっています。
分析の対象は“交流”であり、構造分析、やり取り分析、ゲーム分析、脚本分析の4つを基本理論にしています。また、その基礎にはストローク理論があります。
1. 構造分析
私たちの心を、3つの「自我状態」(自分のあり方)に分けて理解します。
今の自分の特定の自我状態に気づくことで、自我状態を自発的に切り替え、
過去に縛られない、自律的な自分を再発見していきます。
2. やり取り分析
自分と同じように、相手の心を自我状態として理解することができます。
両者の間では、ある自我状態からメッセージを出し、
ある自我状態で受け取っているという「やり取り」が行われています。
それらを矢印で表し、繋がる交流、途絶える交流、裏のある交流として分析して、
自律的なやり取りを行うようにします。
3. ゲーム分析
何度も繰り返され最後には嫌な気分で終わる、こじれる関係の進行を「ゲーム」と呼びます。
このゲームに気づくことで、複雑な人間関係のからくりについて理解を深め、
ゲームを手放した有意義な時間をすごしていきます。
4. 脚本分析
人は、子どものころに描いた人生のシナリオ(脚本)に沿って生きています。
行き詰まりを感じる時には、知らず知らずのうちに自分を縛りつけ、駆り立てていることが多いものです。
それらに気づき、否定的な脚本を手放すことにより、
自分の本当の力を発揮した自律的な人生を見つけることができるでしょう。
5. ストローク
人と人とが関わるとき、人間が生きるために必要な心の栄養「ストローク」が交換されています。
ストロークには、受け取ると心地のよいプラスのストロークと、
嫌な気分になるマイナスのストロークがありますが、
ストロークが足りないと、人間は心身の健康を保つことができません。
そのとき人は、ゲームなどのマイナスのやり取りをすることで人と関わり、
ストロークを得ようとするのです。
このマイナスのやり取りの多くは、生きるために身につけた脚本に基づいています。
交流分析を学ぶことで、プラスのストロークを交換する適切なやり取りを行い、
否定的な脚本を手放し、親密で協働できる温かい人間関係を築いていくことができます。
日本交流分析学会HPより転写 http://www.js-ta.jp/analysis.html
交流分析(Transactional Analysis)をご存知でしょうか?
学生の頃、診療内科の日本での創始者である
池見 酉次郎 (いけみ ゆうじろう)先生の著書と巡り会い、交流分析という手法を知りました。
池見 酉次郎(いけみ ゆうじろう、大正4年(1915年)6月12日 - 平成11年(1999年)6月25日)は
日本の心身医学、心療内科の基礎を築いた草分け的な日本の医学者。
福岡県糟屋郡粕屋町生まれ。甥は臨床心理学者の池見陽。
旧制福岡中学(現福岡県立福岡高等学校)、九州帝国大学医学部卒業。
戦後、アメリカの医学が日本に流入した際、心身医学の存在を知る。
昭和27年(1952年)にはアメリカミネソタ州のメイヨー・クリニックに留学し、
帰国後、日野原重明、三浦岱栄らと共に
昭和35年(1960年)日本心身医学会を設立し、初代理事長になる。
翌昭和36年(1961年)九州大学に国内最初に設立された精神身体医学研究施設(現在の心療内科に当たる)
教授に就任し、内科疾患を中心に、心と体の相関関係に注目した診療方法を体系化、実用化に尽力した。
交流分析(Transactional Analysis)は、
精神分析に基礎を置く力動的視点を持ち、観察できる行動に焦点を当て、
人間学的心理学の哲学を持った統合的な心理療法です。
1950年代にアメリカの精神科医、エリック・バーン博士により創始され、
人間の変化と成長のための心理学理論と技法として発展してきました。
交流分析はわかりやすい言葉と図示による分析が特徴ですが、
学ぶほどに奥が深く、応用の範囲も多岐にわたっています。
分析の対象は“交流”であり、構造分析、やり取り分析、ゲーム分析、脚本分析の4つを基本理論にしています。また、その基礎にはストローク理論があります。
1. 構造分析
私たちの心を、3つの「自我状態」(自分のあり方)に分けて理解します。
今の自分の特定の自我状態に気づくことで、自我状態を自発的に切り替え、
過去に縛られない、自律的な自分を再発見していきます。
2. やり取り分析
自分と同じように、相手の心を自我状態として理解することができます。
両者の間では、ある自我状態からメッセージを出し、
ある自我状態で受け取っているという「やり取り」が行われています。
それらを矢印で表し、繋がる交流、途絶える交流、裏のある交流として分析して、
自律的なやり取りを行うようにします。
3. ゲーム分析
何度も繰り返され最後には嫌な気分で終わる、こじれる関係の進行を「ゲーム」と呼びます。
このゲームに気づくことで、複雑な人間関係のからくりについて理解を深め、
ゲームを手放した有意義な時間をすごしていきます。
4. 脚本分析
人は、子どものころに描いた人生のシナリオ(脚本)に沿って生きています。
行き詰まりを感じる時には、知らず知らずのうちに自分を縛りつけ、駆り立てていることが多いものです。
それらに気づき、否定的な脚本を手放すことにより、
自分の本当の力を発揮した自律的な人生を見つけることができるでしょう。
5. ストローク
人と人とが関わるとき、人間が生きるために必要な心の栄養「ストローク」が交換されています。
ストロークには、受け取ると心地のよいプラスのストロークと、
嫌な気分になるマイナスのストロークがありますが、
ストロークが足りないと、人間は心身の健康を保つことができません。
そのとき人は、ゲームなどのマイナスのやり取りをすることで人と関わり、
ストロークを得ようとするのです。
このマイナスのやり取りの多くは、生きるために身につけた脚本に基づいています。
交流分析を学ぶことで、プラスのストロークを交換する適切なやり取りを行い、
否定的な脚本を手放し、親密で協働できる温かい人間関係を築いていくことができます。
日本交流分析学会HPより転写 http://www.js-ta.jp/analysis.html