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2019年04月16日

電気刺激と脳力開花@

最終的には、心の働きの脳内メカニズムについて述べていきます。

脳の疾患と脳力

電気刺激と脳力開花@

左脳と右脳の働き方を変えれば、能力を開花させられる?

サヴァンの人のように病気や事故ではなく、人工的に短期間だけ、左脳と右脳の働き方のバランスを変える
実験の例を紹介しよう。
強力な磁石や電極を、健康な人の頭の特定の場所に配置して、皮膚の上から磁力や電流の力で神経細胞の働き方を変える方法である。

電流を流し、脳の表面にある神経細胞の働き方を変える方法を「経頭蓋直流電気刺激(けいとうがいちょくりゅうでんきしげき)」と呼ぶ。

頭の特定の領域に電極を配置して、皮膚の上から弱い電流を流す。
すると負極の下の神経細胞は活動が活発になり、正極の下の神経細胞は抑えられる。
活動の変化は電流を流してから1時間ほど続く。

オーストラリア、シドニー大学精神センター所長のアラン・スナイダー博士たちは、この方法を使って60人の同じ利き手被験者に対して実験を行い、2011年にオンライン科学誌『PLOS ONE(プロス ワン)』に論文を発表した。

まず被験者を、左脳の働きを抑えて右脳の働きを活発にするグループ、反対に右脳の働きを抑えて左脳を活発にするグループ、最初のみ刺激を与えてすぐに止める偽りの刺激を与えるグループに分け、
彼らに“ひらめき問題”を解かせた。

このひらめき問題はマッチ棒を使った問題だ。
被験者はマッチ棒を並べて書かれた数式を見せられる。
しかしそれらの数式はそのままでは正しくない。
被験者は、いったい、どのマッチ棒1本を動かせば正しい数式ができるのか、答えなければならないのだ。

実験の結果、左脳の働きが抑えられて右脳が活発であるというグループはほぼ60%の正答率を出したのに
対し、残り二つのグループの正答率はともにほぼ20%だった。


人工的な操作で、一時的に能力がアップする?

普通の人たちでも、人工的な操作を加えることで、一時的に脳の活動の状態を通常の状態と変えることが
できる。
脳に電気刺激を与える方法で左脳と右脳の働き方を変えて、先入観に邪魔されやすい問題をといてもらった。

その結果、左脳の働きを抑え、右脳を活発にするパターンへと脳の活動状態を一時的に帰られた被験者で、
正答率が高くなった。

活性化された右脳、抑圧された左脳―正答率 60%
抑圧された右脳活性化された左脳―正答率 20%
偽刺激(右普通、左普通)    ―正答率 20%

参考文献:ニュートン別冊 脳力のしくみ 2014年7月15日発行
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総合診療科 医学博士 元外科学会専門医指導医、元消化器外科学会専門医指導医、元消化器外科化学療法認定医、元消化器内視鏡学会専門医、日本医師会産業医、病理学会剖検医
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