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2019年07月16日

人を取り巻く環境を考えるC

最終的には、心の働きの脳内メカニズムについて述べていきます。

ニュートン別冊ゼロからわかる心理学 知れば知るほど面白い!心と行動の科学 から
 監修 横田正夫 2019年3月5日発行 ニュートンプレス

心理学と環境


人を取り巻く環境を考えるC

住民の地域への愛着が犯罪を防ぐ

コミュニティによる監視効果は、お互いが顔見知りで、互いの環境に関心を持つことで生じます。
人間関係が希薄でお互いのことに無関心な状態では、こういった
「自然監視」の機能が低下します。

また、自分の住む地域に対する住民の関心や愛着が薄いと、
犯罪者を呼び込む可能性が高くなります。

家の窓が破られたまま放置されているような地域や、壁のペンキ.jpg

壁に落書きがあったり、
路上にゴミが溢れているような地域には、
犯罪が多発する傾向があります。

「割れ窓理論」と呼ばれる現象ですが、
窓の割れた建物が放置されているという状態は、
そこに暮らす住民が地域への関心や愛着を持っていないことを示唆し、
犯罪を起こしやすい場所だと認識され、
犯罪者を呼び込んでしまうのです。
このような例は、街の景観が犯罪者の心理に影響を与える
ケースと捉えても良いかもしれません。

では、犯罪が起きにくい環境を作るにはどうしたらいいのでしょうか?

もっとも取り組みやすい方法は、監視者を設置・強化することです。
見回りの強化や、犯罪カメラの設置などがその例です。

そして、それよりもさらに効果的な方法は、
その地域に住む住民ひとりひとりが、地域への愛着を高めることで
コミュニティを形成し、自然監視が行われている環境を作り出すことです。

『割れ窓理論』とは、軽い犯罪(ゴミのポイ捨てや壁への落書きなど)を徹底的に取り締まることで、
重大な犯罪を防ぐことができるという犯罪学の理論。

アメリカの犯罪学者ウィルソンとケリングが考案しました。

窓が破られた建物が放置されていると、
破壊することへの罪悪感が薄れ、
他の窓も破られていきます。

監視の目が届かない場所だと
みなされることで、
軽犯罪の温床となり、
やがては重大犯罪に繋がっていきます。

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タナカマツヘイ
総合診療科 医学博士 元外科学会専門医指導医、元消化器外科学会専門医指導医、元消化器外科化学療法認定医、元消化器内視鏡学会専門医、日本医師会産業医、病理学会剖検医
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