基準価額とは
投資信託の購入と換金の方法と注意点を理解するためには、まず「基準価額」という概念を知る必要があります。基準価額とは、投資信託の1口あたりの価格のことです。基準価額は、投資信託の運用成果によって変動します。基準価額が上昇すれば、投資信託の価値が上がったことを意味します。逆に、基準価額が下落すれば、投資信託の価値が下がったことを意味します。基準価額は、投資信託の購入時や換金時に重要な役割を果たします。基準価額は、投資信託の購入代金や換金代金の計算に使われるからです。基準価額は、毎日、運用会社や販売会社のホームページなどで公表されます。
ブラインド方式とは
投資信託の購入と換金の方法と注意点を理解するためには、次に「ブラインド方式」という概念を知る必要があります。ブラインド方式とは、投資信託の購入や換金の際に、基準価額が決まる前に申し込む方法のことです。ブラインド方式では、基準価額が決まるのは、申し込み日の翌営業日になります。そのため、申し込み時には、基準価額がいくらになるかわかりません。ブラインド方式は、日々決算型以外のほとんどの投資信託に適用されます。ブラインド方式のメリットは、申し込み日の基準価額に関係なく、投資信託を購入や換金できることです。ブラインド方式のデメリットは、申し込み日の基準価額が予想と異なる場合、購入代金や換金代金が変わってしまうことです。ブラインド方式を利用する場合は、基準価額の変動に注意する必要があります。
換金時の税金とは
投資信託の購入と換金の方法と注意点を理解するためには、最後に「換金時の税金」という概念を知る必要があります。換金時の税金とは、投資信託を換金したときに発生する税金のことです。投資信託を換金したときには、換金代金から購入代金を引いた差額が利益となります。この利益に対して、所得税と住民税が課税されます。この税金を「譲渡所得税」と呼びます。譲渡所得税の税率は、一般的には20.315%です。ただし、一定の条件を満たす場合は、15.315%になる場合があります。譲渡所得税は、換金時に源泉徴収される場合と、確定申告をして納税する場合があります。譲渡所得税の計算方法や納税方法については、販売会社や税務署にお問い合わせください。
まとめ
投資信託の購入と換金の方法と注意点について、基準価額、ブラインド方式、換金時の税金などを中心に解説しました。投資信託は、多様な商品があり、自分に合ったものを選ぶことができますが、その反面、購入や換金の際には、基準価額の変動や税金の影響などを考慮する必要があります。投資信託を利用する際は、最新の投資信託説明書(交付目論見書)や目論見書補完書面をよく読んで、商品の特徴やリスクを理解した上で、自己責任で判断してください。ぜひ、この記事を参考にして、投資信託の購入と換金の方法と注意点を学んでみてください。
前章
投資信託編 第3章 投資信託の選び方と比較方法:目的、期間、リスク、手数料、パフォーマンス
次章
投資信託編 第5章 投資信託の運用と分配の仕組みと受け取り方:運用会社、信託銀行、分配金、再投資
タグ:投資信託
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