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2020年05月05日

MACDが通用するか、FX(ドル円)で過去10年間検証しました。〜初心者がテクニカルを鵜呑みにしてはいけない注意点。

皆さん、テクニカルは何を使っていますか?

移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティックス、CCI、ATR、平均足、

トレンドライン、水平線、・・・無数にありますね。

初心者の方でもよく目にする「MACD」、有名ですね。

裁量トレードでも売買タイミングを計るのに使用されている方もいらっしゃるかと思います。

MACDをロジックに組み込んだ有料商材もあり、そのような商材を購入された方もいらっしゃると
思いますが、皆さん、過去検証されていますか?

有料商材、買った場合でもトレードする前に過去検証は必要ですよ〜

そこで、MACDをロジックに持たせる場合にヒントとなる基本的な検証を行ってみました。

MT4の標準インジなので、ここでは定義や計算式などは割愛しますね。

知りたい方は、ネットにいくらでも情報があるのでご自身で検索してください。

一先ず、ドル円で10年(2010年5月〜2020年4月)MT4で検証しました。

< 検証条件 >
 エントリー:MACDがシグナルライン以下の状態から、MACDがシグナルラインを終値で
       上抜いたら次の足の始値で買いエントリー
       MACDがシグナルライン以上の状態から、MACDがシグナルラインを終値で
       下抜いたら次の足の始値で売りエントリー
 エグジット:MACDがシグナルライン以下の状態から、MACDがシグナルラインを終値で
       上抜いたら次の足の始値で買い決済
       MACDがシグナルライン以上の状態から、MACDがシグナルラインを終値で
       下抜いたら次の足の始値で売り決済
       ストップロス設定なし

 パラメーター:短期EMA:12、長期EMA:26、シグナル:9(MT4デフォルト設定)
 初期証拠金:10000USD
 ロット:0.1

【結果】  
MACD_kensho_def_hyou.png


4つの時間足すべて利益になりませんでした。

◆ストラテジーテスターレポート(4時間足)
MACD_USDJPY4H_def.png

特に15分足以下では通用しませんでした。
初期証拠金が無くなり、10年間も持たず途中で終了でした。

◆ストラテジーテスターレポート(15分足)
MACD_USDJPY15M_def.png

【結論】
MACDをMT4の設定をデフォルトのまま使用したらドル円で通用しない。
最適化なり、フィルターをかけるなど、使う為には工夫が必要。

未来の相場はわかりません。

過去に通用したテクニカルが将来も通用するか、わかりません。

ただ、少なくとも過去テクニカルが通用したかを検証し、過去通用したテクニカルを
使うことはトレードの優位性を上げる要素であることは間違いありません。

皆さん、テクニカルを使うときは、少なくとも過去通用していたか、設定値は適切だったか、
確認のうえ、過信せず注意して使いましょう。



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posted by たっけ at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | FX
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たっけ
2000年から商品先物を中心にトレード。 ITバブル崩壊、同時多発テロ、商品バブル、リーマンショック、商品バブル崩壊へと進んだ騰落を相場を張りながら経験し利益を積み上げる。 現在はFX,CFDを中心に裁量トレードを行っている。 MT4でEAを開発中。
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