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2014年02月22日
前田犬千代初陣の図
売切御免返品
(馬の顔に、ボールペンのようなもので書かれたような数字の跡が見られるということで返品依頼ありました。
詳細画像においてもはっきりはしなかったのですが、現物でよく見るとわかるらしいです。表装具時にある程度の修復 はできると思われますが、かえってこのままのほうが十分迫力がありますので、自宅に飾っておくことにしました。
このすばらしい作品に、このようなマヌケなドジを、いったい誰がしたのだろうと思うと残念でしかたがない。)
この掛け軸は共箱なく、傷みがひどいが、あえて表装の修復をしていない。それは、この日本画に重要文化財、或は国宝級の歴史的価値あるものだろうと思われていたからである。
掛け軸の頭に、毛筆で「前田犬千代初陣の図」狩野山楽筆とメモ書きの様に書かれている。おそらくいつの時代かの旧所有者がメモ書きしたのであろう。
すでに世にでているところで、江戸時代末期、狩野派の絵師木村立岳の作品が有名であるが、その作品は、加賀藩祖前田利家(幼名犬千代)が織田家の若侍として凱旋した時の図といわれ、馬に乗った若武者が槍や馬の胴回りに敵將の首をいくつもぶら下げている構図である。
戦国武将大事典
http://blog.livedoor.jp/jidai2005/archives/25784124.html
上記ブログでは大変良く似た構図が一覧できるので参照していただきたいのだが、狩野派で模写されてきたことが推測できる。ということは、その原作が存在するはずであるが、未だに世間に発表されない。
今回のお宝(出品物)は署名なく、掛け軸の紙の時代分析や絵そのものの鑑定が必要になるが、図鑑より、狩野山楽の描いてきた馬の面や、武将の足などを比べると驚愕させられる。
拝観料はいただきません。
まずはご覧下さい。
(馬の顔に、ボールペンのようなもので書かれたような数字の跡が見られるということで返品依頼ありました。
詳細画像においてもはっきりはしなかったのですが、現物でよく見るとわかるらしいです。表装具時にある程度の修復 はできると思われますが、かえってこのままのほうが十分迫力がありますので、自宅に飾っておくことにしました。
このすばらしい作品に、このようなマヌケなドジを、いったい誰がしたのだろうと思うと残念でしかたがない。)
この掛け軸は共箱なく、傷みがひどいが、あえて表装の修復をしていない。それは、この日本画に重要文化財、或は国宝級の歴史的価値あるものだろうと思われていたからである。
掛け軸の頭に、毛筆で「前田犬千代初陣の図」狩野山楽筆とメモ書きの様に書かれている。おそらくいつの時代かの旧所有者がメモ書きしたのであろう。
すでに世にでているところで、江戸時代末期、狩野派の絵師木村立岳の作品が有名であるが、その作品は、加賀藩祖前田利家(幼名犬千代)が織田家の若侍として凱旋した時の図といわれ、馬に乗った若武者が槍や馬の胴回りに敵將の首をいくつもぶら下げている構図である。
戦国武将大事典
http://blog.livedoor.jp/jidai2005/archives/25784124.html
上記ブログでは大変良く似た構図が一覧できるので参照していただきたいのだが、狩野派で模写されてきたことが推測できる。ということは、その原作が存在するはずであるが、未だに世間に発表されない。
今回のお宝(出品物)は署名なく、掛け軸の紙の時代分析や絵そのものの鑑定が必要になるが、図鑑より、狩野山楽の描いてきた馬の面や、武将の足などを比べると驚愕させられる。
拝観料はいただきません。
まずはご覧下さい。