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2021年05月12日

アンソニーロビンズ氏のセミナーを主催する清水康一朗さんのお話を聞いて

ビジネス系セミナーを開催する会社「ラーニングエッジ株式会社」の代表清水康一朗さんは、Clubhouseで色々ビジネス関係のルームを開いています。

その中で私が面白いなと思っているのは、「哲学」についてのルーム。
清水さんはとても読書家で、幅広い本をたくさん読んでいらっしゃる上に、色々な国々を旅した経験から、ビジネスにおいても人生においても「哲学」が重要だとおしゃっています。

philo.jpg


清水さんが学んできた西洋と東洋の哲学をやさしく説明してくださるルームは、一般の人にもとてもわかり易くて楽しいお部屋です。

現在は、月曜の夜9時から世界4大哲学がメインテーマ。世界4大哲学とはギリシャ哲学、キリスト教、インド哲学、中国思想。

なぜこれらが4大哲学かというと、だいたい同じ時期(紀元前後500年ぐらい)にこれらの思想が生まれて、しかもその後の哲学研究は全て、この4つのどれかに行き着くから、との事。

日本はこの4つの他に、日本神道が思想として加わるそうです。日本神道についての質問があがったのですが、そこで清水さんが答えていた事が印象に残りました。

日本神道の考えは先の4大哲学よりも古い時代に生まれたものですが、哲学としての深さがあまり無いそうです。

深さがあまり無い理由は、日本では人々がその時から平和で安全に暮らしてきたから、苦難を克服するとういう発想がなかったからでは?というのが清水さんのお答えでした。

その答えが正解かどうかはわかりませんが、なんとなく納得。

よくアート、美術や音楽について思うのですが、日本と主に欧米の表現を見ると奥行きに違いがあるなあと。
日本の表現って、基本的に表面のみの平たい2Dな感じがします。それと比較すると欧米の表現は必ず奥や裏がある、3D。

こういった表現の違いはどこから来るのかなと思っていたのですが、哲学や思想の違いが関係しているようです。

日本のアートに深みが無いと言うわけではありません。ただ物事の捉え方が、表面に現れたものを素直に見る習慣が無意識のうちについているから、自分で表現する時にも平面的になるのかな、と。

一方、階級や宗教、民族による生活や文化水準の差がかなりあったり、それ故権力にまつわる権謀術数を繰り広げてきた欧米の歴史からすると、物事の表面だけではなくその裏に真意を込めたり、またその裏を探る考え方が身についている気がします。

日本と欧米のビジネスの進め方が大きく違うのも、そのような表現方法の違いが関係していそう。
日本やアメリカの会社で働いていた清水さんだからこそ、経験から哲学の重要性に気がつかれたのかもしれません。

もしClubhouseに入れるならば、清水康一朗さんのルームを一度聞いてみてください。楽しく教養が身につきますよ。





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posted by mm2021 at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | アート
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