2022年12月6日付の記事
タイトル:IOHKの幹部、カルダノ(ADA)と暗号はドットコムでいう発展段階にあると発言
カルダノ(ADA)の開発元であるInput Output Hong Kong(IOHK)のトップが、暗号空間はドットコムバブル時代に匹敵すると述べている。
マンハッタンで開催されたMessari Mainnet Conferenceでの暗号アナリスト、Scott Melker氏によるインタビューが新しく掲載され、そのインタビューのなかで、IOHKの最高商業責任者、Jerry Fragiskatos氏は、4年前を振り返り、自身が当時の暗号空間をインターネットの始まりの時期に例えたことを語った。
現在、暗号空間はその後に続いたドットコムバブルに匹敵するという。
1990年代、インターネットの普及が進み、ドットコム企業への大規模な投資によって、バブルが発生した。ドットコムバブルが崩壊すると、多くの企業が倒産した。しかし、Amazonをはじめとする巨大な成功例が現れた。そして、Facebook(現在のMeta)のようなインターネット企業の新しい成功の波が続いた。
「長期戦こそ勝負です。4年前、始まったばかりの頃、私は『私たちは、インターネットでいう90年代にいる』と言っていました。今は、99年から2000年にかけてのドットコムの時代に相当するといったところでしょう…]
今でもそのような時間枠にいると感じます。そして、私たちはその脈絡を正しくとらえていると思います。」
Fragiskatos氏は、ADAが批判に立ち向かい、大きな投資収益率(ROI)を求める資金力のあるベンチャーキャピタル(VC)がいないなど、他のブロックチェーンプロジェクトとは一線を画すエコシステムにより、暗号空間のドットコム時代の生き残りとして登場するであろうと予測している。
「カルダノのもう一つの大きな差別化要因は、インサイダーが少ないことです。ADAの所有者の分布を見ると、主に個人です。クジラもインサイダーもほとんどおらず、30%、40%、50%も取っているVCもいませんでした。これもまた、使命感からくる大きく異なる要因で、連鎖的に広がっていくものです。VCは、言うなれば、『来年の私のROIはどこにありますか? すみませんが、次の四半期のROIはどこにあるんですか?』と言い、それがないと、あれはゴースト・チェーンだなどと言います。さらには、競合他社からも買収され、その挙句、FUD(恐怖、不確実性、疑念)を生み出すきっかけにもなっています。]
(この状況は)時間が解決してくれると思いますし、私たちは正しい方法を取っていると思います。そして、我先にともっと多くのことを素早く実行し、素早く壊すという企業もあるなか、私たちはこのような現状の反対側から姿を表す企業のひとつになると考えています。」
また、Fragiskatos氏は、イーサリアム(ETH)も同じく生き残る可能性が高いブロックチェーンプロジェクトであるとのMelker氏の見解に同意している。
本稿執筆時点で、ADAは0.32ドルで取引されている。
【引用元】
IOHK Executive Says Cardano (ADA) and Crypto in the Dot Com Stage of Development
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