2023年1月10日付の記事です。
タイトル:カルダノは安全でスキャンダルとは無縁
カルダノには、強力なコミュニティ、持続力、技術的な優位性があることが実証されている。
安全でスキャンダルとは無縁の技術に特化した企業として、その信望から恩恵を受けることができる。
暗号通貨のサイクルが進むにつれ、どのプロトコルが持続的な価値と耐久性を備えており、どのプロトコルが長期的な存在感を維持する可能性が低いかが明らかになる。
最安値のサイクルに入っている時は、状況を見極めるチャンスであり、中長期的な視点に立っている人は、将来の上昇への動きを見越して蓄積を心がけるかもしれない。
2021年、暗号市場がきわめて強気だった頃に顕著だったのは、注目の対象がビットコインやイーサリアムから移行し、カルダノに大きな注目が集まったことである。
カルダノのトークンであるADAは、2020年初頭の約0.03米ドルから、2021年初頭には0.18米ドルほどに高騰し、2021年9月には3米ドル超の高値を記録した。
他の暗号通貨と同じく、ADAはその後、0.27米ドル程度まで下落したが、今後は強力なパフォーマンスと長期的有用性を発揮すると考えられる確固たる理由がある。
忍耐強いコミュニティ
暗号通貨のツイッターはセンチメントや支持率を測るのに有効な場であり、カルダノが活発で圧倒的に忠実なコミュニティを擁していることはそこからも明らかだ。その上、議論の的として、技術や分散化に強く焦点が当てられており、価格投機のみを論拠としているわけではない。
また、カルダノは暗号分野の他のセクションから容赦なく批判され、あからさまに軽蔑されていることも注目すべき点だ。しかし、これをネガティブにとらえてはならない。
重要性のない製品やネットワークは、肯定的にも否定的にも注目されない。カルダノが疑念や嘲笑を受けるということは、好むと好まざるとにかかわらず、強い存在感を保っており、無視できないことを意味するのだ。
さらに、カルダノを取り巻くコミュニティは、果てしない忍耐力をもって敵意を吸収し、カルダノプロジェクトに自信がないなどと示すそぶりもなく、技術開発を監視しつつ、ADAを(きわめてシンプルなプロセスで)ステーキングできることに満足しているようだ。
持続するパワー
カルダノは、2017年にローンチして以来、一貫して暗号通貨のトップ10(ランキングにステーブルコインを含めるかどうかにもよるが)か、そのあたりをキープしている。
これに先に述べたコミュニティの要素を加えると、強力な基盤があるように思え、どのようなサイクルが展開されようと、どの新しい競合が、時には積極的に市場に押し寄せようと、カルダノは簡単には消えないという感触がある。
暗号に関しては、現段階では生き残ること自体が困難なため、きわめて若いエコシステムの中では相対的にその長寿に大きな価値があるといえる。暗号ネットワークが長い間存在し続ければし続けるほど、また可視化されればされるほど、衰退する可能性は低くなる。
技術的な優位性
カルダノネットワークでは、NFTやDEXおよび他のアプリケーションによって作られた新しいトークンなどの二次トークンは完全にネイティブであり、ADAそのものと同じくらい簡単に扱うことができる。
カルダノは、ビットコインのUTXOモデルともイーサリアムのアカウントモデルとも異なるeUTXOという会計モデルを採用しており、それ自体に大きな利点がある。
ほとんどの投資家、そして実用性が優先される実際のユーザーは、その裏側を見ることはないかもしれないが、カルダノは安価に取り引きができ、安全で効率がよいことが大きな特徴である。
さらに、このネットワークは分散化を重視しており、競合のイーサリアムよりも中央集権的でないとの分析も上がっている。また、カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、分散型ネットワークの利点に本腰を入れて取り組んでいるようである。
異なる特徴について
カルダノが他の暗号通貨とは異なる特徴を持つ要因として挙げられるのは、認識(のされ方)やパブリックイメージである。
先に述べたとおり、カルダノは暗号業界で蔑視されることが頻繁にある。カルダノは、イーサリアムやソラナのように、おしゃれで魅力的と思われることはなかった。
カルダノは、素早く動いて状況を崩壊させるというメンタリティには賛同しておらず、時折、過度に学術的な印象を受けることもある。
オンラインでのクリプトに関する雑談では、からかい半分にあれやこれやと悪く言われることもあるだろう。しかし、初めて暗号通貨を手にするこれからの個人投資家から見れば、カルダノは他に類を見ないほど魅力的な提案になるだろう。
ビットコイン、イーサリアム、いくつかの犬コイン(DogecoinやShiba Inu)に続き、カルダノはブロックチェーン初心者に馴染みのある数少ない暗号通貨の一つだ。また、上位暗号通貨の中では唯一、臆することなく慎重で節度のあるアプローチをとっている暗号通貨であることも間違いない。
このようなパブリックイメージは、現在の暗号通貨の評判を考慮した場合、特に重要になる。基本的に、FTX、Alameda Research、Terra/Lunaなど、2022年に起きた破綻によって、業界全体の名声が泥の中に引きずり込まれ、暗号の大虐殺という図式が出来上がった。
このことを考えると、今後の強気相場では、不注意な態勢によって評判を落とし、無謀さや犯罪性に染まらずにいるプロジェクトや製品が関心を集める可能性が高いと考えるのが妥当と思われる。
つまり、それはビットコインで、そうは言っても、ビットコインは常にユニークな存在だった。イーサリアムはネットワーク効果を味方につけたことから、これを上回るとも考えられ、Web3開発の中核を担っているとの主張もできる。
未だ世間の目には、ツートップはこの2銘柄であるが、カルダノは、その信用により、安全でスキャンダルには無縁であるとの項目を満たすことができ、適正な市況の下、独自の条件下で長期的に大きく成長する余地があると言えよう。
【引用元】
Cardano: Safe and Scandal-Free
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