2019年04月14日
以心伝心 今日のひとこと７
山中伸弥（1962年〜大阪生まれ。医学者。京都大学再生医科学研究所教授。2006年マウスの皮膚細胞から「iPS細胞」の作製に成功。2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。）
「高く飛ぶためには」思いっきり低くかがむ必要があるのです」
山中伸弥は、再生医療の実現につながる「iPS細胞」の作製に世界で初めて成功。ノーベル生理学・医学賞を受賞した。しかし、それまでの人生は挫折の連続だった。整形外科医になるのが夢だった山中だが、いざトレーニングを受けると、手術が下手で、周囲に迷惑をかけてばかり。「ジャマナカ」と呼ばれてしまう始末だった。また、万能細胞の研究を行ってからも、「医学に直接関係のないネズミの研究ばかりしていていいのか」と周囲に言われて、精神的に追い詰められることもあった。そんな苦難を経て、栄光をつかんだ山中。高く飛躍するために、それらの苦労も必要だったと言っている。挫折こそが、飛躍の始まりなのだ。
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