2018年05月10日
ゴールドシップ【黄金船旅】 愛される個性
近年でこれほど個性的な馬もいなかったのではないでしょうか。
強さと脆さが戦績に表れています。
それにしてもレース振りは人をひきつける内容でしたねー。
勝ったり負けたりでもG1競争を6勝もできたのですから名馬なのは間違いないです。
現役時代のイメージで種牡馬としてはどうなんだろうという声もありますが、
ステイゴールド系ではオルフェーヴルに次ぐ2番手種牡馬として躍進して欲しいです!
ワープした皐月賞
デビューは早くて2歳7月。新馬戦、コスモス賞と快勝して、その後は重賞戦線に。
2歳時は重賞勝ちはできませんでした。グランデッツァ、アダムスピークに惜しくも負けてしまっていました。
年明けの共同通信杯の内容が素晴らしかったですね。
後にダービー馬となるディープブリランテを追い通しで直線しっかり捕まえて快勝。
この後当時は珍しかった直行での皐月賞参戦。
ゴールドシップがこのローテを確立したといってもいいのではないでしょうか。
レースを観てもらうとわかるように、まさにワープの一言につきます。
それでも荒馬場を苦にしないスタミナがあったからこそできた芸当ですねー。
しかしダービーでは高速馬場に泣いたのもあり5着に負けてしまいました。
3歳秋で現役最強馬の座に
秋は王道のクラシック路線にダービー馬、ディープブリランテが離脱してしまったこともあり、
菊花賞は不動の本命馬として挑みました。
単勝1.4倍とグリグリの人気でしたが、後方からひと捲くりで快勝!
さらに古馬相手の有馬記念でも後方から捲くりきっての快勝。
オルフェーヴルとは未対戦でしたが現役最強の座についた瞬間でした。
勝ったり負けたり
年明けて4歳初戦の阪神大賞典も快勝して、古馬中距離路線で負けるなど考えられないと思われました。
しかし単勝1.3倍の支持を受けた天皇賞春でまさかの5着敗退。
これは競馬に絶対はないと改めて認識させられたレースでしたね。
それでもすぐ宝塚記念で巻き返して快勝。
秋はやはりゴールドシップ中心になる!と思いきや京都大賞典でも単勝1倍台でずっこけ。
G2クラスの単勝1倍台ではこの後札幌記念、AJCCで負けてしまいました。
それでもG1競争では勝負強さを見せて宝塚記念を連覇、天皇賞春も勝利と実績を重ねました。
引退レースとなった有馬記念もジャパンカップを惨敗していながらファンの期待が大きく、
1番人気に支持されたように、勝ったり負けたりの戦績が逆にファンを増やした馬でしたね。
これからは種牡馬としての戦いが待っていますが父に似た戦績で個性的な馬を輩出して欲しいです!
絶対観てほしいレース
ワープした皐月賞は是非見てもらいたいレースですねー。
1頭だけ内からスルスルと先頭に踊り出てくるレース内容は観ていて爽快です。
外を回ったワールドエースたちを尻目に見事に勝利するレースは内田博幸騎手の手腕もありましたね。
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