2014年12月26日
ナルシスと堕天使
ナルシス
『ナルシス』1868
水面に映る己の姿に恋い焦がれ、ついには悶死するギリシア神話の美青年像。毛先から爪先まで続くなめらかな稜線。腰を浮かせた危ういバランスの内に、その悲劇性が暗示されている。仏の彫刻家Ernest Hiolleの作品。 pic.twitter.com/GhSlhz6nOy
— 日本美学研究所 (@bigakukenkyujo) May 19, 2014
『L'Ange du Mal』1842
先程の彫刻より前に作られた美しすぎるルシファー像。その若々しく中性的な姿に見惚れてしまう女性信者が続出。「この悪魔はあまりに崇高」として教会から撤去が命じられた。現在はベルギー王立美術館に眠る。 pic.twitter.com/6aNPd337dw
— 日本美学研究所 (@bigakukenkyujo) April 30, 2014
『ロキの罰』1923
北欧神話に登場する美しくも邪な神ロキは、他の神々に捕えられ、罰として蛇の毒液を顔にかけられる。スウェーデンの女性彫刻家Ida Mattonの作品。このあからさまな受け描写、腐女子の先駆けに違いない。 pic.twitter.com/uUPhNK1cT3
— 日本美学研究所 (@bigakukenkyujo) April 22, 2014
『Le Génie du Mal』1848
ベルギー・聖ポール大聖堂のイケメン過ぎるルシファー像。折れた王笏と王冠を手に、苦悩の表情で髪をかき上げる悪魔の王。足枷の傍には禁断の果実が転がる。彫刻家Guillaume Geefsの傑作。 pic.twitter.com/PIE5dqg42z
— 日本美学研究所 (@bigakukenkyujo) April 30, 2014
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