養護学校への進学や、県立や私立の通常学校や専門学校への進学、職業高校、定時制高校、通信制高校(サポート校)等多種多様な選定の可能性がある。
また、就職と云う道もあるだろう。
学習障害をもつ生徒に対する進路指導で気を付けたいのが、教師や親が進路を決めつけてしまわない事である。
あくまでも生徒の自主性を重んじる必要がある。
生徒がおのれから進みたいとおもえる道に導いてあげなければならない。
その生徒が得意としているもの、つづけたいもの、興味があるものを見つけ出し、それを達成するにはどの道があるのか、相当の選定の可能性を与え、その選定の可能性の中から最終的に決断するのは生徒であるようにすべきである。
学習障害をもつ生徒に対して、親は「将来の就職を考慮して、養護学校の就職科があるところ」等と勝手に決定させてしまうと、その生徒は末永く自身で決定されない大人になるだろう。
生徒が自身で決定させる事は、親からの自立の第1歩である。
例えこれが親にとっては懸念でたまらない事であっても、障害をもつ子もたない子全部に於いて、自立する為に必要なプロセスであるのである。
親や先生はあくまでもフォローする立場で、どんな選定の可能性があるのかを提示してあげたり、内容にかんして吟味してあげたりする等の支援をしてほしい。
学習障害があっても社会的に成就した人達はたくさんいる。
社会的成就、とまでは云わないまでも、立派に社会で役立ってる人達はたくさんいる。
学習障害があろうとなかろうと、子供には無限の可能性が拡大している。
大人はそれを大幅に見守って、進んだ道でつまずいた時にはガッツリとフォローしていく事が肝心である。
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