躁病者とのかかわり

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義父にとっての義母は何なのか？と時々考える。

人間である以上”情”というものがある。
その”情”だけで、躁病者と半世紀以上も過ごせるのだろうか？
忍耐なのか、自分自身へのあきらめなのか。

だって、義父は離婚を何度も考え、兄弟らから離婚を強くすすめられている事実がある。

破壊行動（物や対人）、火、農薬、支離滅裂な言動など「墓場へ持っていく」という私達の知らない義母の起こした言動も多数あるという。

何故、もっと早く病院へ行く努力をし、薬を飲ませなかったのかと考えると、
義父の責任は大きいようにも思う。

義父は言う。
「花子さん、私はあいつがこの家へ来てから”バカ、まぬけ、役立たず、何も出来ない”とあいつに言いふらされてきた、今でもそうだ。早く死にたいよ、あいつが何をしようがどうでもいい。だが、刺激を与えることはしないでくれ、あいつの言うことは”そうだそうだ”と言ってくれ、そうしないと止められなくなる。」

義父のように我慢をさせられている人は多いのではないかと思う。
いくら”止められない”からといって、何故周りが無理をするの？
”死にたい”という言葉を出させるの？

躁病に対して　”新薬が出た”　も重要だろうが
周りの人の精神状態のフォローは欠かせないのではないか。
事実、娘にも影響を与えたわけですから、そして孫へも・・・
躁病は、病識を持てません、薬を飲ませることが非常に困難な病気です。

何か違う、何か忘れてる、そう考える。
周りの人も人間である以上、忍耐などいつまで続くの？って教えて欲しい。

”好きなことしてストレス発散しなさい”という、安易な助言って結構辛かったりします。



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