婦人ＤＡＭＯＮ〜女性向けおすすめ漫画・ゲーム・アニメ等ご紹介〜

本日は私にとって現在完結している少年漫画の中で最高に熱い漫画をご紹介したいと思います！



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こちら何が面白いってもう一言では言い表せないのですが、一つ一つこの漫画の魅力を語ってゆきたいと思います




こちらの物語は２人主人公がいます。


全然、タイプも年齢も違うこの２人＾＾
才賀勝（小学5年生）は超お金持ちのお父さんと愛人だったお母さんとの間に生まれた子供で、勝がなぜか全財産を相続する事になったため、他兄弟から命を狙われるハメに…
加藤鳴海（19歳）は他人を笑わせないと命の危険があるゾナハ病という謎の奇病にかかっており、、拳法の達人。

物語は勝が何者かに追われている所をたまたま鳴海が助けた所から始まります
基本的にこの２人の物語を交互に追う感じかな？
それぞれ仲間に出会い、敵と戦い、成長していく様子がまぁ熱い

特に勝の成長はびっくりするほどで、最初は僕なんか…僕なんか…って言うだけの泣き虫野郎だったんだけど、最後は惚れてしまうくらいたくましくなっていきます！！


そしてメインヒロインのしろがね！▼






他にも味方、敵問わず登場人物がね、めっちゃ魅力的なんです！！多すぎて紹介しきれないくらいｗ





最終的な敵というのが、ゾナハ病の病原菌をまき散らしているサーカス団で『真夜中のサーカス団』です。





フランシーヌという人形をなぜ笑わせる必要があるのか？
この謎は物語の原点にあり、徐々に明らかになっていきます



他にも色んな組織や要素が関わってくるのですが、シンプルに言うとこれは『人間による愛憎劇』から始まった悲劇なのです。


こじれてこじれて、色んな人を巻き込み勝や鳴海、しろがね達により最終決着がつきます。




この漫画をすすめると、「絵が好きじゃない」とか言う人いるんだけど、こんなにも作者の感情や想いが伝わってくる作画ってなかなかないと思うんですけどね…。

笑った顔、泣いた顔、怒った顔、憎しみの顔、表情がとくかく素晴らしいのです！！








うしおととらも最高の漫画として有名らしいのですが、私的にはからくりサーカスの方が物語、キャラクター、作画が断然好きですね。


もし、まだ読んだ事がない方はぜひぜひ！読んでみてはいかがでしょうか？٩(๑❛ᴗ❛๑)۶















ここからネタバレ有感想★☆★☆







私的に一番泣けるシーンが、ルシールが旅立つ時とフランシーヌの最後のシーンですね。。
しろがねであるルシールは終始無表情で厳しい女性でしたが、最後の最後。
（ちょいちょい優しさや母性が垣間見えてはいましたが）

めちゃくちゃ穏やかな表情してるんですよね…
数百年死ねず、ただオートマタ達への憎しみだけを胸に生きてきた彼女の人生を考えると、少しでも報われた気がして、ぐっと胸が熱くなります



そしてそして、真夜中のサーカス団悲劇のBOSSになってしまった人形フランシーヌ。
よく人を傷つけてしまう道具が悪いんじゃなくて、使う人間が悪いんだって話がありますが、それと同じで彼女自身に罪はないんじゃないかなと思います。

善意の人間と関わる事によって彼女は人間の感情やしくみ、生い立ちを学び、自身の罪に気づき、信頼関係を築き彼女がどんどん人間に近づいていく過程はこの作品の中でも好きなお話の一つですね

どんなに周りの人形が道化になろうが、人間を虐殺しようが蹂躙しようが笑えなかったフランシーヌが、赤ちゃんだったエレオノールを守ろうと必死に走り、エレオノールをあやしながら自分を犠牲にしながらの最後のあの表情最高に泣けます。涙無しには見れません。






どうしてこうなったんや…ていう人と人との気持ちのすれ違い、各キャラのストーリーやそれぞれの最後のシーンに救いがある（見せ場がある）所が上手く描いてあるなーと本当に思います。物語が熱いと読んでるこちらまで熱くする大変素晴らしい作品だと思います。