(掲載)令和元年12月6日
損害保険大手4社は2019年10月に一斉にマンション向け保険を値上げしました。これに併せて東京海上日動と三井住友海上は保険金の支払い状況で保険料を調整する制度を本格導入しました。
この保険料調整制度は、損保大手では5年で水ぬれに伴う保険金の支払いは3割、破損は5割増えたとみられ、マンション保険の損益は大幅な赤字のため導入されます。事故は修繕をしない一部のマンションに集中しているとのこと。
なお、2021年1月地震保険も同時期に値上げされる模様ですので注意しましょう。
管理組合では、大規模修繕工事等適切に建物・設備の管理を行い、安易に保険金請求しないようにしましょう。そうしないと保険料の大幅値上げにより修繕積立金不足を招くこととなりかねません。
(関係資料1)三井住友海上火災保険梶@2019年10月1日以降 GKすまいの保険(マンション管理組合用)改定のご案内
(県警資料2)東京海上日動火災保険梶@2019年10月1日以降 新マンション総合保険 事故状況による割引導入のご案内
(参考1)日本経済新聞 2019/10/30 損保料率機構、火災保険料の「目安」4・9%上げ
(参考2)日本経済新聞 2019/7/19 マンション保険料、最大5割高く 対象は破損多発物件