2023年10月25日
涙の巣立ち
大阪へは 深夜2時出発の寝台夜行列車で向かいました。駅の近くに喫茶店が開いていて 父と母と姉と店に入って コーヒーを飲みながら
ただ 「元気でね」と言葉少なに会話を交わした後 深夜の誰もいないプラットフォームに家族で行って 列車が来るのをまちました。
列車が静かに入って来て 「じゃ行って来るね。」と ひとり列車に飛び込みドアが閉まって 家族が見えなくなり ゆっくり走りだしました。その時 窓に母親がしがみつくように追っかけてくるのです。「まさはる・・・まさはる・・・」と声に出しながら。私は 涙で顔がぐちゃぐちゃになりながら 母親の姿を窓にへばりついて見届けました。父も母も 今は いませんが、このことを思い出すたびに涙で目が熱くなります。手相見る人が 「よく親から 離れられたね。」と言われたことがあって この状況が頭に蘇ったのを覚えています。
3段になって肩幅くらいしかない冷たく硬いベットにうずくまって 止めどとなく流れる涙で眠ることなく ガタガタ揺られながら ようやく
大阪に着いたのでした。
まだ朝の7時で 10時に○○新聞本社集合までに時間があったので 地下街の本屋さんで時間を過ごしました。さあ これからが本当の出発だと
決意を固めながら 新聞本社の会場に集まり いろいろな説明を聞いて それぞれの任地へ行くことになったのです。
ただ 「元気でね」と言葉少なに会話を交わした後 深夜の誰もいないプラットフォームに家族で行って 列車が来るのをまちました。
列車が静かに入って来て 「じゃ行って来るね。」と ひとり列車に飛び込みドアが閉まって 家族が見えなくなり ゆっくり走りだしました。その時 窓に母親がしがみつくように追っかけてくるのです。「まさはる・・・まさはる・・・」と声に出しながら。私は 涙で顔がぐちゃぐちゃになりながら 母親の姿を窓にへばりついて見届けました。父も母も 今は いませんが、このことを思い出すたびに涙で目が熱くなります。手相見る人が 「よく親から 離れられたね。」と言われたことがあって この状況が頭に蘇ったのを覚えています。
3段になって肩幅くらいしかない冷たく硬いベットにうずくまって 止めどとなく流れる涙で眠ることなく ガタガタ揺られながら ようやく
大阪に着いたのでした。
まだ朝の7時で 10時に○○新聞本社集合までに時間があったので 地下街の本屋さんで時間を過ごしました。さあ これからが本当の出発だと
決意を固めながら 新聞本社の会場に集まり いろいろな説明を聞いて それぞれの任地へ行くことになったのです。
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