ダンス・ダンス・ダンスール(16)【電子書籍】[ ジョージ朝倉 ] 価格:605円 |
このコが訴える「やるせなさ」が
私にもわかる…
いいえ、
わたしには
わかる、知ってる、
そう、会場の各々が思いこむ。
だって、自分の心をうつす鏡のよう
初対面の巻。
前巻のはこちら。
前回、さすがにそういう話はないかなーと思っていた展開にわりと近くなっていますかねー。輝かしい過去を必死に隠そうとしながら生きる人たちがいる。あの時の輝きが、今の自分を苛むから。それ隠し通すことさえできれば、いまのまま、これからも生きていけるから。
さて、潤平くんの渾身のコンテが終わりました。ダンスも一つの演舞の中に一つの物語がそれぞれ込められているものなのでしょうか。いやまあ、作るにあたって込めはするんだろうけれどもそれを観た人がその物語を受け取ることができるものなのでしょうか。
きっと受け取った人たちの物語はそれぞれ違ったものであるでしょう。けれども、どれだけその個々の物語を鮮やかに与えることができるかが、そのダンスの芸術性という事なのかもしれません。どれだけ多くの人に「これは、私だけが分かる物語だ」、そんな感情を惹起させることができるか、芸術の強さは、きっとそこに現れる。
次回はクラシック。何やらトラブルがあるようですが、どうなるでしょう。トラブってたのにあの動き、という展開か、はたまたトラブってたし、しょうがないよね、という展開か。
どっちかというと後者かなー。ちなみにいうと「さらにトラブってたみたいだし」的な感じじゃなかろうか。何かまだまだレベル違うよねっていう流れみたいだしねー。世界に出れば、上には上がいるってことですよ。
次巻は6月12日。
コロナだけどそのまま出るかな?
楽しみです。
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