2019年12月10日
『阿・吽』10巻
価格:660円 |
人は皆死ぬ。
世界の心理もわからず、
こんなことばかり言う。
死に魅かれてしまうの。
こんな我は
地獄に落ちますか?
弟子入りの10巻。
前巻のはこちら。
時代の前後関係がいまいち頭に入ってきませんが、天皇は嵯峨天皇のようです。嵯峨天皇は三筆で空海、橘逸勢と並びます。皆この漫画に出てきてるね。この人あっての空海であり最澄なのでしょう。平和でなければ文化は深まらない。
Wikipediaで見るとこの嵯峨天皇、後に財政難になるほど子供沢山作り過ぎちゃって臣籍降下・賜姓皇族で切り抜けるみたいなことにもなっているようです。嵯峨源氏、源氏の始まりであるとか。とっても興味深い。絶倫で世を動かす。
さて泰範さんです。泰範さんわりとキーパーソンとしてずっと出てきてるんですけど、なんか気持ち悪い感じに描かれてますね。なんというかねっとりしてる。ずっと浸かっていると身動きが取れなくなって溶かされちゃう系の液体のような感じがします。実際のところは知らないけれども。
ただこの後、空海さんの所でもそれなりのポジションに就いていたように見えるので優秀な人だったんだろうなという気はしますよねー。何故決別するに至ったのか、というのも大変興味深いところですね。この漫画ではどういった風な解釈になっているでしょうか。
この後流れとしては最澄さん弟子入り後に密教を再度学び始めてその後決別、という流れだったかと思いますが、この辺の流れもどうなるでしょうかねー。何かこう格好いい決別のシーンを期待しております。
引き続き楽しみです。
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