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でも父上…
父上はまだ
生きておられます
生きてさえおれば
まだ負けではありません
最終巻。
前巻のはこちら。
おー、なるほどそうなりますか、という終わりでした。とっても良かったです。武田の凋落目を覆わんばかりでありますな。信長を称えるべきか、武田から学ぶべきかというあの頃、当事者は何を思ったでありましょうか。まぁ紙一重ではあったんじゃないかなって思うんですよね、実際。
ところで私、この土屋惣三さんって架空の人だってずっと思ってたんですけど実際にいた人だったんだね…、ごめんよ…。片手千人斬りというそうです。カッコイイ。
架空なのはレイリちゃんと他の影武者ズでしたか。いや影武者はそれはそれで実際にもいたのかもしれないけど。
ということで、とっても良く考えられたお話になっていますね。資料として残っていて、大まかには分かっていることと、何となくわかってるけどいまいちその確度が足りなそうなこと、そので間にうまくお話が作られてたんだなーと思います。素敵。
あとがきを読むと着想自体は2001年ごろからあったらしく、そしてシナリオが完了したのが2013年の暮れだそうで、良く出ましたね、素晴らしい。岩明さん『ヒストリエ』の方もよろしくお願いしますね…。
いやホントに…。
レイリ、良い漫画でした。
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