2018年06月13日
『愛と呪い』1巻
価格:626円 |
私にとって
松本さんは
そういう人で
彼女の選択は
とても清らかで
美しく尊く
この汚れた
セカイから
私を救い出す
救世主の様に
見えたのだった
1990年代後半、思春期の始まりの巻。
思春期に居場所がなくなったことで、その後の人生色々とうまくいかなくなってしまう人の話を聞くことがあります。私の場合はどうだったかな。苦しかった時期はあったと思うけど、結果的には何とかなってるから運は良かったとは言えそう。
思いつめる時期に、すがるように打ち込んだものがあった。今思えば、何であそこまで熱中することができたのか、まるで別の人のことのような気がする。
それはつまり一つ間違えれば私も、何か取り返しのつかないことをしてしまうことはできた、ということだろう。悪くない選択をした当時の私をほめてあげたい。
記憶は次々と失われていく。色褪せた思い出は、以前はもっと輝いていたという記憶とともに。
私は、それをもう一度掘り起こそうとは思わない。今の私も、今の私を作った私も、たぶんそこにはいないように思えるから。
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