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イマク
という名はどうだ
誇りを持てる名が必要だ
血が「行い」をさせるんじゃない
「行い」が血を作っていくんだ
我々は
それを証明していくことが
できるんだ
停戦それからの巻。
前巻のはこちら。
戦争は終わった。勝った側も敗けた側もわだかまりを残しつつ、ではこれからどうするか、意見をまとめなければなりません。
ただどうなんでしょうね、この終わった後どうされるべきなのかについては、どの段階で考え始められるべきなのでしょうか。いや、勝たないと始まらないじゃんって言うのはわかるものの。
でも負ける方も当然、ではどのように負けるのか、旗色が悪くなった時点で模索しなければならないはず。今回はそういう暇もなくトップ会談で一気にけりをつけてしまいましたので、その辺のお話があんまりなかったのはちょっと残念だなって思いますがどうでしょうか。
でも人それぞれに今の事態をどうとらえるか、そしてどう行動に移すのかが描かれていてとっても良いですね。そう、だれ一人同じ思いであることなどないのだ。その違いを受け入れつつ、大きく離れてしまわないよう束ねながら一つずつわだかまりを解いていく他ないのだから。
さて実は私は伝説のイムリが誰であって、どう言い伝えをなぞっているのかよく分かっていないわけなんですけど、どうなんでしょう。チムリちゃんもミューバくんも何かいまいちパッとしないじゃないですか。でも今の所まだ五体満足なのってチムリちゃんだけなんだよね。
これは別に最後まで立っていなかったとしても、その現れですでに役目を終えていたという事なんでしょうか。それはそれではかなくも美しい言い伝えであるなという気はしてきましたが。
そしていよいよ次巻で完結かな?一部不穏な動きを見せてるのもいるようですが、多分この辺は強い誇りと願いに一喝されて改心する流れを予想します。波乱にはなるまいよ。
次巻も楽しみです。
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