知ってほしい！行動、習慣、生活が変化するキッカケ！logicの航海日誌

■■■サイトマップ■■■
『政治家・石井紘基』（サイトマップ）
https://fanblogs.jp/logic-collabo/archive/3305/0
「『石井紘基』メディア情報」（サイトマップ）
https://fanblogs.jp/logic-collabo/archive/4284/0

無言の凶刃 住宅街震わす
石井紘議員刺殺
事件直前、不審な中年男
　　「助けて」絶叫何度も

　突然の凶刃が現職国会議員を襲った。二十五日午前、民主党の石井紘基衆院議員（６１）が男に刺され、死亡した事件。東京都世田谷区の閑静な住宅街に、「なんなんだ」「助けて」という石井議員や妻の叫び声が響いた。無言で近付いた男にいきなり刺された石井議員は、血まみれで救急車に運び込まれた。衝撃の事態に、周辺住民や国会は憤りと悲しみに包まれた。＜本文記事１面＞


　異変が起きたのは午前十時半過ぎ。自宅近くの主婦によると、ベランダで洗濯物を干していたところ、石井議員の「ワーッ」という絶叫とともに、「なんだ、なんなんだ」と大声が聞こえた。間もなく、石井議員の妻でロシア出身のナターシャさん（５８）が「助けて！」と叫ぶ悲鳴も上がった。その後も、ナターシャさんの「救急車はまだ来ないの？」という悲痛な叫び声が何度も聞こえたという。主婦は「救急車のサイレンがなかなか聞こえないので、このままどうなってしまうのか、不安だった」と語った。

　別の主婦は「救急車が到着すると、腹部を血だらけにした石井さんが、救急隊員の心臓マッサージを受けながら、運ばれて行った」とおびえた様子。近所の女性は「石井さんは超内科の会合や冠婚葬祭などにもよく顔を出してくれた。信じられない」と驚いていた。

　周辺住民によると、議員の自宅近くでは最近、不審者の目撃情報も相次いでいた。この日も午前八時五十分ごろ、丸顔でグレーのジャンパーを着た不審な中年男が、かばんを持ち、石井議員宅の中をうかがうようにして立っていた。身長は約一メートル七〇で、年齢は五十歳前後だったという。午前二時過ぎにも不審な男を見かけたとの証言もある。

　石井議員が搬送された目黒区の国立病院東京医療センターには、この日正午前から、菅直人、海江田万里両衆院議員ら民主党議員十人ほどが相次いで駆け付けた。議員らによると、同日午後零時五分、病院の医師からナターシャさんや娘のタチヤナさんらに対し、「もう手の施しようがありません」と伝えられたという。

　手塚仁雄議員は「犯人は逃げているそうなので、通り魔的な犯行ではないだろう。とにかく無念です」と肩を落としていた。

　現場は京王井の頭線沿いの閑静な住宅街だが、周辺には「立ち入り禁止」のテープが張られ、多数の捜査員が出入りするなどものものしい雰囲気だった。


「言論への挑戦」永田町に衝撃

　臨時国会開会中の永田町でも、「石井議員刺殺」の衝撃が走った。

　民主党の鳩山代表は二十五日昼、新潟県長岡市内での街頭演説で、「私たちはあらゆる暴力を憎む。石井君は正義感あふれた人間で、政治に命を張っていた。だれが犯人かわかっていないが、この不幸を乗り越えていく」と強調した。

　石井議員と三十年以上親交のある同党の江田五月・元科技庁長官は、「学生運動をしていたころからの仲間だ。私が国会議員になってから秘書も務めてもらった。ただただびっくりしている。先日も『今は民主党が大変だから、統一補選を頑張らなくては』と話し合ったばかりだ」と語った。

　党本部や国会内の党控室には議員らが慌ただしく出入りした。同僚議員らからは「言論に対する重大な挑戦だ」などの声が上がり、「政治家ならいろいろなトラブルを抱えることはある。状況から見て単なる暴漢とは思えない」と感想を漏らす若手議員もいた。

　民主党は今後、捜査の行方を注目しながら、石井議員の過去の国会質問の議事録を精査するなどして、党としても調査に乗り出す姿勢だ。民主党本部には同日昼、機動隊員らが駆けつけ、警備が強化された。

　自民党の大野功統衆院議院運営委員長は、記者団に「言論の自由をベースに活動する国会議員が白昼堂々刺殺されるとは、怒りを禁じ得ない。言論の自由の大切さを認識してもらうため（国会として）アピールを考えたい」と述べた。

　福田官房長官は記者団に、「驚いた。詳しい事情はわからないが、暴力で国会議員が刺殺されたのは異常なことだ」と述べた。

■■■サイトマップ■■■
『政治家・石井紘基』（サイトマップ）
https://fanblogs.jp/logic-collabo/archive/3305/0
「『石井紘基』メディア情報」（サイトマップ）
https://fanblogs.jp/logic-collabo/archive/4284/0