2000(平成12)年4月から実施された介護保険制度。その背景には高齢化の進展とそれに伴う高齢者の介護問題の深刻化が関わっている。第2次世界対戦後、日本人の平均寿命は伸び続けて、今では男女共に80歳を超えるまでになっている。その一方で出生率は低下傾向が続いてて、日本は少産少死型社会へとなっている。その根拠の一つに1945年と2010年の人口ピラミッドを比べると、2010年は釣り鐘型となっていることがある。
その問題解決の鍵は、介護の負担を家族に押し付けず社会全体で担っていこうという介護の社会化にあると考えられ、それを具体的な施策として表したのが、介護保険制度になる。基本理念は「自立支援」であり、単純に介護を必要とする高齢者の身の周りの世話をするということに留まらず、高齢者の自立を支援することを目的としている。 Tweet
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