6月2日、総理不信任案が国会で否決された。
当日の朝まで、民主党からの大量造反も手伝って可決は間違いないと言われていたのに、数時間の間に何があったのか、ずっと気になっていた。
独立総合研究所の青山繁晴さんの解説で、漸く分かった。
青山繁晴/6月2日、何があったのか
http://blogs.yahoo.co.jp/bmb2mbf413/36965942.html全ては菅直人が仕組んだ策略。彼は自己保身のために代議士会を放映したNHKに嘘情報を流したのだった。
菅直人は2日朝、国民党の亀井静香と話し合いから「このままだと不信任案が可決される、だからその前に辞任をしたほうがいい」と辞任を促された。
でも菅直人は辞めるつもりはない。不信任案可決も嫌。そこで策を打った。
・小沢の側近、山岡元国会対策委員長をポストをエサに抱き込んだ。
・鳩山を呼び、口頭でのみ「辞意を表明する」と話し、確認文書を提示して不信任案賛成を撤回させた。
・代議士会を放映するNHKに「総理が辞意を表明する」と予め伝えておいた。
でも菅直人は、最初から辞めるつもりはなかった。
菅直人はこういった。
「やるべき一定の役割が果たせた段階で若い世代の皆さんにいろんな責任を引き継いでいただきたい」
辞めるのか、辞めないのか、意図的にどっちとも取れない発言をした。
予め「総理が辞意を表明する」と伝えられていたNHKは、この発言の後、即座に「総理辞意表明」のテロップを流した。
不信任案賛成の予定だった民主党議員は、NHKのテロップや鳩山、原口の発言をみて「総理が辞任するなら、不信任案に賛成する必要は無いだろう」と判断して、否決の票を投じた。
NHKのテロップや鳩山・原口の話は「先方の勝手な解釈」という事にして、その夜事実上の続投宣言をした。
姑息すぎる...仲間に嘘をついてまでも総理の椅子に固執する菅直人は、間違いなく史上最悪の総理大臣
として歴史に刻まれると思う。