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2018年01月26日

滝沢秀明主演NHK大河ドラマ「義経」第48回「北の王者の死」







 1月24日の午後2時から、CS放送のチャンネル銀河で、滝沢秀明主演NHK大河ドラマ「義経」の第48回「北の王者の死」が放送されました。
 数多くの苦難の道を経て、奥州平泉に到着した義経一行は、藤原氏の館に入り、当主の藤原秀衡(高橋英樹さん演じる)と対面します。サブタイトルにある「北の王者」とは、もちろん、奥州藤原氏三代の秀衡のことです。
 秀衡に温かく迎えられ、ようやく、義経一行は安心して暮らせる地を得たのです。
 秀衡も、鎌倉の圧力に屈せず、かといって強硬に対抗するでもない態度で余裕を見せつけます。
 しかし、そんな平泉にも暗雲がたちこめます。
 秀衡が四代目当主として嫡男の泰衡を指名した宴の最中に倒れたのです。
 泰衡は奥州の広大な土地を領する主となるには気が弱すぎて、どうも頼りない。鎌倉の圧力にどう対処するのか、不安があります。
 そして秀衡の死。安住の地を得たはずの義経らはどうなるのか?

 このドラマ「義経」は、滝沢秀明さん、上戸彩さん、石原さとみさんら若い役者さんたちが中心になる中、平幹二朗さん、渡哲也さん、松平健さん、高橋英樹さんらベテラン勢が重厚な演技で大河ドラマという国民的ドラマを支え、落ち着いてみていられました。
 48回放送ではこれまたベテランの大出俊さんが佐藤継信・忠信兄弟の父として出演し、二人の息子を失った悲しみを見せず義経に「息子たちはお役に立ったでしょうか?」と訊く、武士の誇りと思いやりとを感じさせる演技を見せてくれました。
 大事に育てた息子が二人とも死んで、悲しくないはずはない。しかし、主君の役に立ち、名誉の死を遂げたか、武士として誇りに思える死だったか。それを確かめて、悲しみを誇りの変えて、息子の死を静かに悼むのです。それが武士の父の、男親のこころというものなのでしょう。







 
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