2017年12月09日
MHK大河ドラマ「風林火山」総集編 火の巻
昨日、「時代劇専門チャンネル」では、かつてのNHK大河ドラマ作品・「風林火山」の総集編が放送されていました。
荘重なオープニングテーマ曲、井上靖さんの原作の枠にとらわれない斬新なストーリー展開、壮大な合戦シーン、戦国大名の住まいらしさにこだわったセット、主役の内野聖陽さんや武田晴信(信玄)役の市川亀治郎さん、武田家の重臣・板垣信方役の千葉真一さん、同じく武田家の重臣・甘利虎泰役の竜雷太さん、長尾景虎役のガクトさん、長尾家の重臣・宇佐美役の緒方拳さん、その他いろいろな役者さん含めた名優たちの名演技が光る作品です。
内野さん主演の「風林火山」は、歴史ある大河ドラマの中でも特に好きな作品なので、語り出せばきりがないのですがここでは、一番注目したシーンを語りたいと思います。
内野さん演じる山本勘助がさまざまな紆余曲折を経て武田家につかえるようになり、足軽大将となったとき、「鬼美濃」のあだ名で知られる原美濃守という武将と決闘することになります。戦いは小舟の上にて行われることとなりました。その戦いで勘助は、相手の舟を壊し、水が漏れるようにしてしまいます。原美濃守は戦闘不能に陥ります。
見守っていた他の家臣たちは、ある者は笑い、ある者は勘助の戦いぶりを卑怯なやり方と蔑みます。しかし、勘助は堂々と、兵法の極意を説きます。戦わずして相手を屈服させ、勝利を得る。この謀による勝こそが価値ある勝なのだと。
戦わずして勝利を得る。無傷で相手を従わせ、相手をとりこむのが兵法の上策。これは最近の「おんな城主直虎」でも徳川家康がやろうとしていたことを連想させます。
ちなみに、原美濃守を演じていたのは宍戸開さんですが、宍戸開さんのお父さんの宍戸錠さんは、中井貴一さん主演の大河ドラマ「武田信玄」では同じ原美濃守を演じていました。父子二代で同じ役を演じる配役の妙も、このドラマの面白いところであります。
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