平安の「清涼殿」を再現したセットは京都ではなく渋谷のスタジオにあるという残念なお話。
撮影はやはり東京が便利だからだろう。
Yahoo!より、
甦った平安の「清涼殿」 白木の柱、青々とした御簾 飾り替えで上級貴族の屋敷にも 光る君へ「美術」の世界
11/3(日) 21:10配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/a329735286f77a4dafb6cd41aa1a645679a33aff
記事より、
平安時代、長編小説「源氏物語」を執筆した紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」。優美な平安らしさを感じるのが天皇の住まいである「清涼殿」だ。白木の丸柱に青々とした御簾―。取材と時代考証により作り上げた、美術チーム渾身のセットを見学させてもらった。
大河ドラマ撮影用のスタジオは、NHK放送センター(東京・渋谷)にある。前室を抜けて、スタジオに入るとひんやりした空気と木の香りを感じた。暗い通路を進むと、清涼殿の庭に出た。訪れた日は撮影が休みで、数人のスタッフが作業をしていた。
案内してくれたのは、チーフデザイナーで、NHK映像デザイン部の山内浩幹さんとNHKアートの枝茂川泰生さん。山内さんは「何十年も大河ドラマを作っているのはこのスタジオです。ドラマを撮っている局内のスタジオの中では1番広いスタジオですよ」と話す。広さは約200坪で、天井の高さは約8メートルだ。
スタジオの壁面には大きな写真の幕が吊ってある。これは「写真遠見(とおみ)」と呼ばれるもので、新宿御苑の木々が印刷してあるという。本物の植栽の奥に見せることで、画面に奥行きが出るという。
コメント
平安の「清涼殿」が渋谷のスタジオに再現されているというのは、確かに少し残念に感じますね。京都という文化の中心地での撮影が理想ですが、東京の利便性が優先されるのも理解できます。特に、NHKの大河ドラマのような大規模な制作には、スタジオの広さや設備の充実度が重要です。
スタジオの規模やデザインには驚かされます。約200坪の広さと8メートルの天井は、平安時代の優美さを再現するためには最適な環境ですね。また、背景に使用されている「写真遠見」は、奥行き感を出すための工夫として素晴らしいアイデアだと思います。
歴史的な建物や文化を再現することは重要な作業ですが、ぜひそのような美しいセットを、実際の平安の地で撮影する機会も増やしてほしいですね。