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2017年04月24日

☆『羊と鋼の森』 宮下奈都:著

こんにちは。
くり子です。

今日読み終えた本は、宮下奈都氏の『羊と鋼の森』です。

羊と鋼の森 [ 宮下奈都 ]

価格:1,620円
(2017/4/24 08:01時点)
感想(24件)




2016年本屋大賞受賞作品。
山と深い森で育った主人公が17歳で調律に出会い、調律師となって成長していく物語。
淡々として、とても美しいイメージを持たせる作品です。

しかし、くり子のダンナ様のお好みではなかったようです。
ストーリにアップダウンが少なく、オチもない。
内容は堂々巡りで比喩が多い。ということでした。
確かに好みが分かれそうな作品ではあります。
百田尚樹氏や有川浩氏が好きなダンナ様には
インパクトが少なく物足りなかったのでしょう。

もちろんくり子も百田氏や有川氏も大好きですが、
『羊と鋼の森』も好きです。

くり子は音楽的な才能がなく、耳も悪い。
調律師なんて別世界の人。
だけど、宮下氏の筆力でイメージが広がる。

作中、主人公が調律で目指すところを良く言い表している言葉として、
「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」
という文章がたびたび出てくる。
まさに宮下氏のこの作品のイメージだと思いました。






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くり子
晴耕雨読を目指す女性。 最近すっかり「手ぬぐい・モンペ」に馴染んでしまったため、 危機感をおぼえ、モンペの下にジーンズ着用。 更に危ない人物になりつつある。
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