2019年09月02日
富士山に行ってきました。
宝永山馬の背から富士山頂上付近
昨年富士登山をツーリング仲間のTさんと計画していたのですが、台風のため中止となってしまいました。そしてそのリベンジと還暦の大厄落としを兼ねて、今年こそ富士登山を成功させようと、何カ月も前から計画し、準備してきたのですが、残念ながらTさんは膝に水がたまり、1週間程前にリタイヤ宣言が有りました。今年の富士登山のメンバーは、昨年と同様で登山歴が長いS氏(A社)がリーダーとなり、K氏(A社)と、筑波山に練習登山に行ったソフトボールチームのメンバー5人(私を含む)の合計7人で行くことになりました。今年は9/1(日)の天候が若干心配でしたが、9/2(月)は晴れそうなので、計画通り富士登山を決行することになりました。しかしながら、私は前々日の金曜日からお腹の調子が悪く、土曜日に少し良くなったので、なんとか行けるかなと思ったのですが、当日の朝からまたお腹が下り坂で、私が計画に便乗して行く立場なら、間違いなくその日は富士登山に行かなかったと思います。ですが今回の計画は、私の会社関係で富士登山に詳しいA社のS氏をリーダーとして、我々ソフトボールチームの未経験者を富士登山に連れて行って頂く計画なので、私が行かないとこの計画は中止となるため、ストッパーや正露丸を持って取り合えず、合流地点の水ヶ塚公園まで行くことにしました。
水ヶ塚公園でA社のS氏(リーダー)とK氏に合流して早速、シャトルバスに乗って、富士宮口五合目まで行きました。富士登山をするには、最もポピュラーな吉田口と須走口と我々が今回トライした富士宮口が有りますが、五合目の標高(2400m)は富士宮口が一番高いので、初心者にはお勧めのコースだと思います。私は今回3度目の富士登山ですが、1回目は10年程前に吉田口から登り頂上まで行くことができました。2回目は7年程前に富士宮口から登りましたが、八合目の山小屋から上は、同行者が体調を崩したため、山頂をあきらめてみんなで下山することにしました。そして3回目の今年はどうだったでしょうか…結論から申し上げると、私を除く全員が山頂まで辿り着いたのですが、私だけ六合目の宝永山荘に待機することになりました。今回のルートはプリンスロードと言うコースで、トイレが六合目から八合目まで全くないルートなので、内心どこまで頑張れるかなと思っていました。また、私は普通の人よりも高山病になり易い体質のようで、今回も携帯酸素のお世話になっています。五〜六合目辺りでもっと体を慣らしてから、登山を開始すれば多少は良いのかもしれませんが、慣らしたところで同じかも知れません。しかし今回は高山病より、もっと深刻な問題を抱えていました。宝永火口を過ぎて、馬の背辺りまで着た時に、そのピークが着ました。遂に決断をするしかありません。高山病を上回る腹痛が容赦なく襲い掛かってきて、3時間登ってもトイレがないコースを選択することは難しくなりました。今来た道を戻れば1時間以内にトイレに辿り着くことができるので、もはや私には選択の余地は残されていませんでした。また、腹痛が仮に収まっても、もう既に私が全員のペースをダウンさせてしまっているのは明確なので、自分だけ六合目の山荘に引き返すことにしました。そしてもう少し早く決断すれば良かったなと後悔しました。
宝永山荘
その後私は六合目まで下山し、宝永山荘に宿泊することにしました。宝永山荘の人たちはとても親切で、私がお腹を壊して一人だけ下山した話をすると、山小屋の夕食は本来カレーライスが定番ですが、私のために特別にきのこ雑炊を作ってくれました。また特別に山荘内にあるトイレも使わせてくれました。宝永山荘の皆さんありがとうございました。涙が出るほど感謝しています。そして緊張がほどけた私は、下山して来る仲間と合流する翌日の昼過ぎまで、殆ど寝て過ごしました。頑張れば六合目でもご来光を見ることができるのですが、起き上がることができませんでした。
こうして今年の富士山登山は私だけ失敗に終わりましたが、他の仲間が成功した喜んでくれたので、無理してでも行った甲斐が有りました。私は来年の後厄の厄落としにまた挑戦したいと思います。一年間トレーニングをして、登山1ヶ月前から体調コントロールをしっかりして、またチャレンジしたいと思います。今回のお世話になった、リーダーのHさん(A社)、宝永山荘の皆さんありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
六合目から見た箱根連山
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