それからしばらくして、私は手術を決意しました
手術、入院、そして復帰するまで
会社を休むとなると、
その時の会社の状況なら
解雇されてもおかしくないだろうと言う事も、踏まえての決意でした
もう、これ以上我慢出来ないと思いました
家のローンや、子供たちの学費、家事全般
仕事の人手不足〓 いろいろ、いろいろ
みーんなひっくるめて放り出し
自分の為に痛みを取り除く事を優先しようと、思いました
自分自身が幸せでなければ、周りの人を幸せにすることなんて
出来ないのです
心に余裕が出来てこそ、人に優しく出来るもの
頑張ってるつもりでも、ただの空回りです〓
結局、体がしんどくて、家事もままならない
まともに考える事が出来なくて
悪循環
会社の存続が危ぶまれる中
上司とも話をし、早く手術した方がいいと言ってもらい〓
旦那様にも、手術の決意を告げ
私の決意も固まりました
仕事の引継ぎも徐々に進み、
着々と手術に向けての計画が進み始めました
いざ、手術を決意すると、
その手術方法の選択をしなければなりません〓
レントゲン上ではまだ軟骨が残っていて、
かろうじて自骨の手術も可能だと言われていました
年齢からいっても、なるべくなら人工関節を避けたいと言う
先生の考えもあったのでしょう
でも、こんなに痛いのに、まだ末期ではないと言われると
一体、どこまで待てばその末期がやってくるのだろうかとか
まだこれから、今以上の痛みが襲ってきて〓
もっともっと辛い日々を過ごさないと
人工関節に替える事は出来ないの?とか・・・・
いろいろな思いが頭の中でめぐる
22歳の時経験した、自骨での手術の経験もあり〓
自骨の手術は復帰までにかなりの時間が必要だし〓
長い時間ベットに寝たままの生活を
また味わうのかと思うと、それは避けたいと思うばかり
でも、人工股関節にしてしまうといろんなリスクがあって心配
いろんなサイトを巡って巡って
考える事と言えば股関節のことばかり〓
人工股関節の置換術を受けた方の
体験談や、術後3日目、4日目の杖を使って病院の廊下を歩く患者の動画〓
回復の早さ、術後の体への負担の軽さ
そんな情報を入手すればするほど、
人工股関節への置換術を希望する思いが強くなるばかり
左足の痛みが強すぎて気付かなかったのですが〓
頼りにしていたはずの、
22歳の時に手術した右足も、随分変形していて
長い年月の末に、屋根を付け足してもらったはずの骨は〓
既に骨盤の大きな骨に吸収され
その役目は全然果たせておらず
レントゲンを見る限り、痛みのひどい左足よりも〓
右足の条件の方がかなり悪いと言われました
先生はそう言うけれど、
実際に痛みを訴えたいのは左足で
今すぐにでも何とかしてって言いたいところ
医師の見解と、患者の訴えの食い違い
机上の空論とでも言うのでしょうか
結局、痛みは痛みを持った本人にしか分からなくて
どんなに偉い先生でも、その痛みを共にし、分かちあう事は不可能なのです
当たり前の事ですけどね
最終的に実際手術をしてみて
実物の骨をみるまで分からなかった事ですが
レントゲンやCTでは映らなかった部分が〓
相当砕けていて、「人工関節を選択していて正解でした」と
担当医に言われました
自骨の手術では、とてもじゃないけど無理だったらしいです
話は戻りますが、
そんなこんなで出来ることなら両方同時に済ませたい
ちょっとでも早く社会復帰したい
そんな思いから、人工股関節置換術での両足同時手術を希望しました
手術を決意すると、痛み止めをもらっていた開業医から
大きな総合病院への紹介状を書いてもらい
人工股関節置換術を行なっている総合病院へ向かう事になります
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