2020年07月19日
精神
こんばんは。久しぶりの更新となります。ここのところずっと読書ばっかりで記事を書くのをさぼってしまいました。
そんな中でかなり自分的にグッときた本が「伸びるどもは〇〇がすごい」という本。
こちらの本、単純に言うと最近の「褒めて伸ばす教育」に警鐘を鳴らしています。
近年の若い社会人の特徴として、「怒られ慣れていない人」というのが多々いるように感じられる。だから上司から指導されたとしても、「いじめられた」とか「もうダメだ」と「なにクソ根性」がなく、会社自体がダメになるのではないかというようなことが書かれています。幼少期より、親が子を怒るのではなく褒めて育てるがゆえに、大人になってから壁にぶち当たった時に立ち直る力が低下しているのではないかということです。
確かに僕も部下に指導するときにちょっと強めの口調で言うと、その部下はすぐ「シュンッ」となってしまう傾向があると思います。一人だけならいざ知らず、かなりの確率で落ち込まれます。僕自身もいわゆる「ゆとり世代」ですが、育ってきた環境が環境だけに全然気にならないのですが、それと同様に部下に指導するとシュンッとなられるものだから、辞められたら困るということで全然指導できません。かといって指導しないわけにもいかないので相手の様子をうかがいながら丁寧に丁寧に指導するようにしています。これがかなり僕の精神上良くないんですよね。どんだけ気を遣わなければならないんだと。笑
これでは仕事上、きつく叱らなければならないときに叱れないので当然会社のスキル的な損失につながると思います。かといってそんなのを無視して叱ったら辞められる……最悪は自殺されてしまうかもしれない恐怖がありますね。
自殺と言えば昨日のニュース、衝撃的でした。三浦春馬さんが自殺したなんて。。自分は中学生の頃「ごくせん」が大好きで(そのせいでちょっと不良に憧れたのは内緒です)、そのごくせんに出演してましたよね。イケメンだし爽やかだし。。こんな男性になれたらなって思ってました。そんな彼でも悩みを抱えて自殺してしまうなんて世の中怖いですね。
SNSでは自殺するくらいの勇気があるなら〜とか言われてますけど、僕自身も少し前まではそんな考えでした。ですが、今年の4〜5月、会社で他の部署の上役がいきなり退職するということで、その人がやっていた仕事の大半を回されました。他部署なのに。その部に他に人がいるのに。給料の増加もなく、ただ単に仕事を増やされ、他の仕事も相まって、ついに頭がパンクしました。その時は@耳が聞こえにくくなるA頭が働かない(考えるということができなくなる)B息苦しい・動悸がするC寝れないDお腹がすかないE手が震える……などの症状が出て、一旦会社から無断で家に帰り、布団に寝転がり、家族の写真を見ていて自然に泣けてきました。ああ……これが病むってことなんだと後で気づきましたが、その時はほんとに頭が働かないので車の運転もかなり危険だったと思います。だって考えられないから信号が青になっても目では判断できるけど体が動かないんですよ。後ろからクラクションを鳴らされて殺してやろうかと思ったことを今でも鮮明に覚えています。そんな感じで、ほんとに追い詰められた人は考えることができないので、結局「死」を選んでもそれを自ら否定することができないんだと思います。幸い、僕の場合は子どもがいて、小さい頃の写真を見ていたら泣けてきて、結果それが自律神経の乱れが一瞬でも治ったからその後に大きく支障はなかったんだと思います。三浦春馬さんの周りにはいっぱい知人がいたと思いますが、少しの変化も捉えられなかったことが残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。
話がちょっと逸れてしまいましたが、この「自死」を選んでしまう子どもが多い気がします。小学生や中学生のいじめ問題もそうですが、一昔前であれば(聞いた話ですが)日常茶飯事的に起こっていたことが、現在では「あり得ない」ことになっています。僕の中学校では、「馬鹿」と相手に言った時点でいじめだと言われました。ちょっとしたことで「馬鹿じゃないの」って結構言うと思うんですが、それが「いじめ」と判断されていました。かなり極端ですが、同学年の人から言われるその言葉でさえいじめと捉えられ、控えるようになるのであれば、社会に出てから「ばかやろう!!」って怒鳴られたらもうパニックですよね。あくまで僕の学校での話ですが、今の教育現場ではそんなことが当たり前と聞きます。先生だって指導の一環で叱ると、モンスターな親たちが一斉に先生を袋叩きにします。親が親なればこその子だとでも言うのでしょうか。そんな教育現場で、社会に出てからの荒波の飲み込まれない精神を作るのは不可能だと思います。教育現場では、時に厳しく時に優しくがちょうど良いはずなのに、厳しくを排除し、優しく優しく褒めて褒めて褒めて育てるのが主流だそうです。気持ち悪いですね。笑
だいぶ主観が入った感情論になってしまいましたが、こんなような内容が書かれたこの本は、今後何回も読んで子どもの教育に役立てたいと思います。この本が全てではないけれど、僕の考え方とマッチしているし、その通りだと思うので参考にしたいです。(まぁ、今のご時世には合ってないのかも知れませんが……。。)
皆さんも是非一度読んでみてください!!
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そんな中でかなり自分的にグッときた本が「伸びるどもは〇〇がすごい」という本。
伸びる子どもは○○がすごい (日経プレミア) [ 榎本 博明 ] 価格:935円 |
こちらの本、単純に言うと最近の「褒めて伸ばす教育」に警鐘を鳴らしています。
近年の若い社会人の特徴として、「怒られ慣れていない人」というのが多々いるように感じられる。だから上司から指導されたとしても、「いじめられた」とか「もうダメだ」と「なにクソ根性」がなく、会社自体がダメになるのではないかというようなことが書かれています。幼少期より、親が子を怒るのではなく褒めて育てるがゆえに、大人になってから壁にぶち当たった時に立ち直る力が低下しているのではないかということです。
確かに僕も部下に指導するときにちょっと強めの口調で言うと、その部下はすぐ「シュンッ」となってしまう傾向があると思います。一人だけならいざ知らず、かなりの確率で落ち込まれます。僕自身もいわゆる「ゆとり世代」ですが、育ってきた環境が環境だけに全然気にならないのですが、それと同様に部下に指導するとシュンッとなられるものだから、辞められたら困るということで全然指導できません。かといって指導しないわけにもいかないので相手の様子をうかがいながら丁寧に丁寧に指導するようにしています。これがかなり僕の精神上良くないんですよね。どんだけ気を遣わなければならないんだと。笑
これでは仕事上、きつく叱らなければならないときに叱れないので当然会社のスキル的な損失につながると思います。かといってそんなのを無視して叱ったら辞められる……最悪は自殺されてしまうかもしれない恐怖がありますね。
自殺と言えば昨日のニュース、衝撃的でした。三浦春馬さんが自殺したなんて。。自分は中学生の頃「ごくせん」が大好きで(そのせいでちょっと不良に憧れたのは内緒です)、そのごくせんに出演してましたよね。イケメンだし爽やかだし。。こんな男性になれたらなって思ってました。そんな彼でも悩みを抱えて自殺してしまうなんて世の中怖いですね。
SNSでは自殺するくらいの勇気があるなら〜とか言われてますけど、僕自身も少し前まではそんな考えでした。ですが、今年の4〜5月、会社で他の部署の上役がいきなり退職するということで、その人がやっていた仕事の大半を回されました。他部署なのに。その部に他に人がいるのに。給料の増加もなく、ただ単に仕事を増やされ、他の仕事も相まって、ついに頭がパンクしました。その時は@耳が聞こえにくくなるA頭が働かない(考えるということができなくなる)B息苦しい・動悸がするC寝れないDお腹がすかないE手が震える……などの症状が出て、一旦会社から無断で家に帰り、布団に寝転がり、家族の写真を見ていて自然に泣けてきました。ああ……これが病むってことなんだと後で気づきましたが、その時はほんとに頭が働かないので車の運転もかなり危険だったと思います。だって考えられないから信号が青になっても目では判断できるけど体が動かないんですよ。後ろからクラクションを鳴らされて殺してやろうかと思ったことを今でも鮮明に覚えています。そんな感じで、ほんとに追い詰められた人は考えることができないので、結局「死」を選んでもそれを自ら否定することができないんだと思います。幸い、僕の場合は子どもがいて、小さい頃の写真を見ていたら泣けてきて、結果それが自律神経の乱れが一瞬でも治ったからその後に大きく支障はなかったんだと思います。三浦春馬さんの周りにはいっぱい知人がいたと思いますが、少しの変化も捉えられなかったことが残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。
話がちょっと逸れてしまいましたが、この「自死」を選んでしまう子どもが多い気がします。小学生や中学生のいじめ問題もそうですが、一昔前であれば(聞いた話ですが)日常茶飯事的に起こっていたことが、現在では「あり得ない」ことになっています。僕の中学校では、「馬鹿」と相手に言った時点でいじめだと言われました。ちょっとしたことで「馬鹿じゃないの」って結構言うと思うんですが、それが「いじめ」と判断されていました。かなり極端ですが、同学年の人から言われるその言葉でさえいじめと捉えられ、控えるようになるのであれば、社会に出てから「ばかやろう!!」って怒鳴られたらもうパニックですよね。あくまで僕の学校での話ですが、今の教育現場ではそんなことが当たり前と聞きます。先生だって指導の一環で叱ると、モンスターな親たちが一斉に先生を袋叩きにします。親が親なればこその子だとでも言うのでしょうか。そんな教育現場で、社会に出てからの荒波の飲み込まれない精神を作るのは不可能だと思います。教育現場では、時に厳しく時に優しくがちょうど良いはずなのに、厳しくを排除し、優しく優しく褒めて褒めて褒めて育てるのが主流だそうです。気持ち悪いですね。笑
だいぶ主観が入った感情論になってしまいましたが、こんなような内容が書かれたこの本は、今後何回も読んで子どもの教育に役立てたいと思います。この本が全てではないけれど、僕の考え方とマッチしているし、その通りだと思うので参考にしたいです。(まぁ、今のご時世には合ってないのかも知れませんが……。。)
皆さんも是非一度読んでみてください!!
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