2020年03月12日
【noteサークル活動】英語で学ぶ大人の社会科
英語で学ぶ大人の社会科
「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を主宰しています。現在、関西だけの活動ですが、ワークショップのオンライン化を検討中。これと並行して、もっと社会問題について学びたい、英語のスキルを進化させたいという方のための一石二鳥、欲張りなサークルの立ち上げを目指しています。ワークショップだけでなく「大人のための社会見学」も計画中!
https://note.com/globalagenda/circle
グローバル・アジェンダは2017年から「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を関西で運営しています。「朝英語の会」はThe Japan Times社が開発した時事問題を英語で議論するためのプログラムです。ほぼ毎週、毎月3~4本発表される同紙の記事をもとにしたコラム記事を使い、5~6名のグループに分けて議論を進めています。
「朝英語の会」は手軽な新聞記事を利用したワークショップで、既にオンラインサロンも開設していますが、参加者の中にはよりレベルの高い個別のテーマについて深く知りたいと考えている人もいます。日本の社会科学の分野では海外での先行研究を国内の研究者が分析して、一般に紹介するような形がまだまだ主流です。しかし、近年の世界情勢の変化のスピードを考えると、日本の研究者が海外事情を紹介してくれるのを待っているだけでは、グローバル社会の潮流についていけないという課題があります。また、紹介される内容もあくまで、研究者個人の関心のある領域と切り口だけになってしまうので、留学でもしない限り、一般の日本人が自分たちが関心あるテーマの世界の先行研究について幅広い知識を得るのは容易ではありません。
グローバル・アジェンダはこの状況を変えたいと考えています。日本人が英語の専門書や新聞記事を理解する時に大きなハードルとなるのが、実は英語そのものではなく、その文章が発表された場所や執筆者、テーマに関する政治経済・文化的背景が十分読み込めていない事が原因です。現在運営している「朝英語の会@京阪神」はそれを補完するために、解説ブログ記事を書いて、サロン会員に配布しています。
昨年はそれぞれ個別のテーマのオンライン・サロンの開設を考えていましたが、noteのサークル活動を使って、グローバル・アジェンダと参加メンバーの関心度の高いテーマのワークショップ(注目を集めている英語の書籍や論文についての勉強会)と社会見学(テーマに関連する施設・場所等への訪問)を計画しています。
現在、検討しているテーマは複数ありますが、以下のテーマが比較的英語の資料が手に入りやすく、大勢の方が関心を寄せているテーマだと思います。
目次
1. デザインと文化
2. ジェンダー
3. 東日本大震災&メルトダウン(3.11)
4. 東京五輪2020
5. 日本研究
6. 日本のメディア・SNS・言論の自由
1. デザインと文化
デザインと倫理[オンラインサロン]
https://note.com/globalagenda/n/n77bf1b1caa56
デザインと倫理:国際基準の見直し
https://note.com/globalagenda/n/n445e879f5e8a
デザイン、特に都市デザインに関してはそれが位置する場所や創作・発表の現場を見学することに意味があると思いますので、このテーマに関しては建築物や美術館の訪問など、多くの社会見学を企画しています。
2. ジェンダー
ジェンダーに関する英語の文献を使った勉強会 [オンラインサロン]
https://note.com/globalagenda/n/n97b091063f8e
近年のジェンダーに関する著作の中で特に注目を集めているのが、レベッカ・ソルニット女史の複数の著作です。ジャーナリスト&社会活動家として活躍してきたソルニット氏の文体はシンプルなのですが、複雑な課題を私達の日常での体験や芸術作品などを通して鮮やかに浮かび上がらせるパワーを持ち合わせています。
また、世界経済フォーラム(WEF)のジェンダーギャップ報告書によると、日本が他国に比べて最も遅れてるのが政治における女性の地位ですが、実は政治そのものだけでなく、いわゆる政治学の分野でもジェンダーギャップは顕著です。それゆえに女性と政治の接点に関してこれまで、研究が進められてこなかったという事情もあります。以下の学術雑誌はその問題点にも触れています。
Gender Gaps in Political Science
https://www.cambridge.org/core/browse-subjects/politics-and-international-relations/gender-gaps-in-political-science
またUN Womenも「個人が性差別解消のためにできる12のステップ」という記事を発表しています。記事は個人の意識の変革や行動で社会を変えることが出来ることを私達に知らせてくれています。
Twelve small actions with big impact for Generation Equality
https://medium.com/@UN_Women/12-small-actions-with-big-impact-for-generation-equality-4082cef89dd5
3. 東日本大震災&メルトダウン(3.11)
Asia-Pacific Journalが3.11に関する特集サイトを作っており、多くの英語論文を読むことが出来ます。
Japan’s 3.11 Earthquake, Tsunami, Atomic Meltdown
https://apjjf.org/3-11.html
4. 東京五輪2020
また新型肺炎の世界的流行により、開催が危ぶまれている東京五輪2020に関しても既に特集として多くの英語論文が発表されています。様々な側面から東京五輪を論じた非常に興味深い内容ばかりです。
Special Issue: Japan’s Olympic Summer Games - Past and Present, Part I (Table of Contents)
https://apjjf.org/2020/4/APJ.html
5. 日本研究
また第2次世界大戦で連合軍の敵国となり、敗戦国となった日本の占領政策を進めるために、戦中から戦後にかけて英米豪の研究機関には多くの日本研究の学科やクラスターが誕生しました。実は多くの日本人が研究を進めていない分野でも英語では論文や著作が発表されています。以下複数の分野の論文が無料でダウンロードできます。
Asia-Pacific Journal: Japan Focus−Free Downloadable Course Readers
https://apjjf.org/course_readers
6. 日本のメディア・SNS・言論の自由
今すぐ、手軽に読める英語の学術論文は用意できないのですが、日本のメディアのあり方に関しても興味深い研究が数多くあります。以下は近年の日本のメディアに関するWeb記事です。
Japan Market & Media Overview
https://kyodo-pr.com/japan-market-media-overview/
Japan’s Media: Facing Public Indifference More than Distrust
https://www.nippon.com/en/currents/d00398/japan%E2%80%99s-media-facing-public-indifference-more-than-distrust.html
TV Still Well Ahead of the Internet in Japanese Media Popularity
https://www.nippon.com/en/japan-data/h00562/tv-still-well-ahead-of-the-internet-in-japanese-media-popularity.html
どれも興味深いテーマばかりですが、まずはどれか一つを選んで、時間の許す限り、順次取り組んでいきたいと思います。
「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を主宰しています。現在、関西だけの活動ですが、ワークショップのオンライン化を検討中。これと並行して、もっと社会問題について学びたい、英語のスキルを進化させたいという方のための一石二鳥、欲張りなサークルの立ち上げを目指しています。ワークショップだけでなく「大人のための社会見学」も計画中!
https://note.com/globalagenda/circle
グローバル・アジェンダは2017年から「朝英語の会@京阪神~The Japan Times紙記事について議論する」を関西で運営しています。「朝英語の会」はThe Japan Times社が開発した時事問題を英語で議論するためのプログラムです。ほぼ毎週、毎月3~4本発表される同紙の記事をもとにしたコラム記事を使い、5~6名のグループに分けて議論を進めています。
「朝英語の会」は手軽な新聞記事を利用したワークショップで、既にオンラインサロンも開設していますが、参加者の中にはよりレベルの高い個別のテーマについて深く知りたいと考えている人もいます。日本の社会科学の分野では海外での先行研究を国内の研究者が分析して、一般に紹介するような形がまだまだ主流です。しかし、近年の世界情勢の変化のスピードを考えると、日本の研究者が海外事情を紹介してくれるのを待っているだけでは、グローバル社会の潮流についていけないという課題があります。また、紹介される内容もあくまで、研究者個人の関心のある領域と切り口だけになってしまうので、留学でもしない限り、一般の日本人が自分たちが関心あるテーマの世界の先行研究について幅広い知識を得るのは容易ではありません。
グローバル・アジェンダはこの状況を変えたいと考えています。日本人が英語の専門書や新聞記事を理解する時に大きなハードルとなるのが、実は英語そのものではなく、その文章が発表された場所や執筆者、テーマに関する政治経済・文化的背景が十分読み込めていない事が原因です。現在運営している「朝英語の会@京阪神」はそれを補完するために、解説ブログ記事を書いて、サロン会員に配布しています。
昨年はそれぞれ個別のテーマのオンライン・サロンの開設を考えていましたが、noteのサークル活動を使って、グローバル・アジェンダと参加メンバーの関心度の高いテーマのワークショップ(注目を集めている英語の書籍や論文についての勉強会)と社会見学(テーマに関連する施設・場所等への訪問)を計画しています。
現在、検討しているテーマは複数ありますが、以下のテーマが比較的英語の資料が手に入りやすく、大勢の方が関心を寄せているテーマだと思います。
目次
1. デザインと文化
2. ジェンダー
3. 東日本大震災&メルトダウン(3.11)
4. 東京五輪2020
5. 日本研究
6. 日本のメディア・SNS・言論の自由
1. デザインと文化
デザインと倫理[オンラインサロン]
https://note.com/globalagenda/n/n77bf1b1caa56
デザインと倫理:国際基準の見直し
https://note.com/globalagenda/n/n445e879f5e8a
デザイン、特に都市デザインに関してはそれが位置する場所や創作・発表の現場を見学することに意味があると思いますので、このテーマに関しては建築物や美術館の訪問など、多くの社会見学を企画しています。
2. ジェンダー
ジェンダーに関する英語の文献を使った勉強会 [オンラインサロン]
https://note.com/globalagenda/n/n97b091063f8e
近年のジェンダーに関する著作の中で特に注目を集めているのが、レベッカ・ソルニット女史の複数の著作です。ジャーナリスト&社会活動家として活躍してきたソルニット氏の文体はシンプルなのですが、複雑な課題を私達の日常での体験や芸術作品などを通して鮮やかに浮かび上がらせるパワーを持ち合わせています。
また、世界経済フォーラム(WEF)のジェンダーギャップ報告書によると、日本が他国に比べて最も遅れてるのが政治における女性の地位ですが、実は政治そのものだけでなく、いわゆる政治学の分野でもジェンダーギャップは顕著です。それゆえに女性と政治の接点に関してこれまで、研究が進められてこなかったという事情もあります。以下の学術雑誌はその問題点にも触れています。
Gender Gaps in Political Science
https://www.cambridge.org/core/browse-subjects/politics-and-international-relations/gender-gaps-in-political-science
またUN Womenも「個人が性差別解消のためにできる12のステップ」という記事を発表しています。記事は個人の意識の変革や行動で社会を変えることが出来ることを私達に知らせてくれています。
Twelve small actions with big impact for Generation Equality
https://medium.com/@UN_Women/12-small-actions-with-big-impact-for-generation-equality-4082cef89dd5
3. 東日本大震災&メルトダウン(3.11)
Asia-Pacific Journalが3.11に関する特集サイトを作っており、多くの英語論文を読むことが出来ます。
Japan’s 3.11 Earthquake, Tsunami, Atomic Meltdown
https://apjjf.org/3-11.html
4. 東京五輪2020
また新型肺炎の世界的流行により、開催が危ぶまれている東京五輪2020に関しても既に特集として多くの英語論文が発表されています。様々な側面から東京五輪を論じた非常に興味深い内容ばかりです。
Special Issue: Japan’s Olympic Summer Games - Past and Present, Part I (Table of Contents)
https://apjjf.org/2020/4/APJ.html
5. 日本研究
また第2次世界大戦で連合軍の敵国となり、敗戦国となった日本の占領政策を進めるために、戦中から戦後にかけて英米豪の研究機関には多くの日本研究の学科やクラスターが誕生しました。実は多くの日本人が研究を進めていない分野でも英語では論文や著作が発表されています。以下複数の分野の論文が無料でダウンロードできます。
Asia-Pacific Journal: Japan Focus−Free Downloadable Course Readers
https://apjjf.org/course_readers
6. 日本のメディア・SNS・言論の自由
今すぐ、手軽に読める英語の学術論文は用意できないのですが、日本のメディアのあり方に関しても興味深い研究が数多くあります。以下は近年の日本のメディアに関するWeb記事です。
Japan Market & Media Overview
https://kyodo-pr.com/japan-market-media-overview/
Japan’s Media: Facing Public Indifference More than Distrust
https://www.nippon.com/en/currents/d00398/japan%E2%80%99s-media-facing-public-indifference-more-than-distrust.html
TV Still Well Ahead of the Internet in Japanese Media Popularity
https://www.nippon.com/en/japan-data/h00562/tv-still-well-ahead-of-the-internet-in-japanese-media-popularity.html
どれも興味深いテーマばかりですが、まずはどれか一つを選んで、時間の許す限り、順次取り組んでいきたいと思います。
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