漢字の小噺

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結論、半分正解です。
どういうこと？と思いますよね？もちろんこれにもちゃんと理由があります。


その理由には、大昔の中国が関係しています。
昔の中国では虹は蛇や竜の類だと考えられていました。

前回の記事で述べたのように、元々 “ムシ” というのは小動物全般に向けて使われていたため、蛇などにも虫偏が使われていたのです。

したがって、蛇の類である虹にも虫偏が使われているのです。


さて、ここからは少し漢字の話から逸れますが、虹についての面白い知識を紹介します！

先ほど紹介したように、虹は蛇や竜の類として扱われていました。
なので、虹は性別も持っているのです！

虹を見てみると二重にかかっていることがあり、「主虹」と、その周りに薄くかかるものを「副虹」と言います。この場合に、主虹をオス、副虹をメスと呼びます。

もしくは、虹の外側が赤色から始まっているものをオス、紫色から始まっているものをメスと呼ぶんです！



このように漢字の知識というのは漢字にとどまらないのです！
漢字を学んでいたはずが、気づけば中国の歴史や日本語の知識も詳しくなっていたりすることだってあります。

苦手な教科があると勉強するのはつらいですよね。
ですが、科目で隔たりを作ってしまうのはもったいない。

漢字に限らず、自分が興味を持ったところから知っていくと勉強も楽しいものですよ。


ちなみに最後の虹のお話は次回のテーマの伏線です。お楽しみに！


今日の漢字クイズ！

　　　霓

（前回の答え：蝟）