2010年10月30日
民俗音楽(フォルクローレ)へのお誘いを更新致しております。
今日はもっと土臭く・・・・。
前回、お約束しましたシークの曲をご案内致します。
写真は私のシーク(左下)とロンダロール(右上)です。
どちらも世界中では「パンパイプ」もしくは「パンフルート」と呼ばれている楽器です。
さて、インカ帝国は中心部族がケチュア族ですが、インカ皇帝はアイマラ族から出ています。貴族などはケチュア族なので、皇帝と言えども絶対権力を持っていたようには見えません。また歴代の皇帝が亡くなっても、そのミイラが宮城にそのまま居座り、お付きの家臣達が、そのミイラを持ち出しては、自分勝手に行事を行っていた記録も在ります。
シーク(Sicu)はアイマラ語で、ケチュア語では「アンタラ」、スペイン語で「サンポーニャ」と色々な呼び名を持って居ます。
もう一つのロンダロールは、エクアドルのサンポーニャです。インカ帝国の中では僻地になりますので、この様な形のサンポーニャに変化した物と考えられます。
空気の薄いボリビアで、吹く為に多くの息を消費するシークを、何千年にも及んで使われて来た事に、驚きと敬意を表したいと思います。
El Condor Pasa on zampoñas
http://www.youtube.com/watch?v=6kIZQAeHRNY
会場がいやに賑やかですが、シークの集団演奏です。
El Cóndor Pasa - Charango y Zampoña -Perú
http://www.youtube.com/watch?v=ffo_baDnIbA
チャランゴとシークの一人演奏です。
JHON KENYI - Un paseo por los tubos de un siku
http://www.youtube.com/watch?v=9fYo3V_x_kA
シークの独奏です。
さて、この続きは申し訳ありませんが、下記の私のホームページで説明させて戴いております。
どうぞお越し下さい。
民俗音楽へのお誘い
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投稿者:亀山 築城 (かめやま ちくせい)|13:38|音楽研究について
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