別府には別府八湯というのがある。
別府八湯とは、浜脇温泉、別府温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉、亀川温泉。
この中の鉄輪温泉に今回行った鉄輪むし湯がある。
その歴史は古く、創設は鎌倉時代。
一遍上人が施浴をおこなう施設として、1276年(建治2年)に渋の湯や熱の湯とともに創設した温泉だそうです。
(熱の湯はなんと無料!渋の湯は組合員用だけれども観光客は100円で入れるとの事。)
裸ではなく、何かを着て入るシステム。
レンタル浴衣もあるけれど、ここを利用するにはTシャツとショートパンツ(僕は水着にしました)があると便利です。
内風呂とむし湯の石室があり、中は天井が低く8畳くらいの広さ。
温泉で熱せられた床の上に石菖という薬草が敷きつめられていて高温で蒸す状態になっていてそこに横たわる。入れるのは一回のみ。
前金を支払い脱衣所に行くと下腹部を洗ってから着るようお姉さんから指示があり、準備が出来たら声をかけて入れて頂く。
中には二人入れるようでタイミングが良ければすぐに入れる。
中は石菖の香りが充満していて、最初寝そべった時は温度が低いような感覚。
だけど、時間が経つにつれて体感温度は上がり心地よくなる。横になったままというのもとても良かった。
時間になると声をかけられ、もうちょっと入るか聞かれましたが、先を急ぐので退室。
出たところで体についた草を払い、浴室で身体を洗い終了。
外には無料の足蒸しもある。
記念撮影だけだったけど、心地良かったです。
日本の入浴は蒸気で蒸す「蒸し風呂」が始まりだそうで、この心地良さを開発して下さった800年前の先人に感謝して、僕のサウナ道は続きます。
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