2014年09月06日
21世紀は平均律から純正律へ♪
●21世紀は平均律から純正律へ●
純正律音楽研究会代表/作曲家・ヴァイオリニスト 玉木宏樹
最近、ポップス界でもクラシック界でもイギリスものが大はやりである。
ポップ スではエンヤとかアディエマスに特徴的な、透明感あふれる
シンプルなメロディと ハーモニー。またクラシックでも、
ヒリヤード・アンサンブルは、ノルウェーの サックス奏者、ヤン・ガルバレクとの
共演『オフィチウム』が全世界で300万枚出 たといううわさがある。
ヒリヤードのコーラスでうたう曲は、16世紀のドイツの尼 僧ビンゲンの作品で、
その上に現代ジャズのアドリブが乗るという、意表をつくサ ウンドである。
この、エンヤをはじめとするケルト系ポップス、そしてヒリヤード・アンサンブ ルや
キングズ・シンガーズ等のクラシック・コーラスがくりひろげる天国的な透明 感のある
ハーモニーの世界、これが純正律(純正調ともいう)という、古代から伝 えられている
最もよくハモる調律の世界なのである。この分野の響きは、ヒーリン グ・ミュージックの
コーナーでもよく取り上げられている。
純正律などというと、むずかしそうだが、そんなことはない。単純によくハモる
ことであって、ウィーン少年合唱団の天使の歌声を思い出してみればよく分かる。
彼らの音程の訓練は絶対にピアノではやらない。今のピアノやオルガン、ギター、
シンセサイザー等、音程を固定させる楽器はオクターヴを単純に12に平均分割した
調律であり、平均律というが、この本来の意味は、平均的に音を狂わせてあるとい
う意味である。
次回に続きます。
NPO法人 純正律音楽研究会 【転載承認】
心とからだのカウンセラー石井 寛も支援しています。
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