2015年02月25日
シャープ「IGZO」の商標無効!そもそもIGZOってなに?
AQUOS PHONE Xx 203SH
シャープは液晶ディスプレーに使う「IGZO」を商標登録していましたが、特許庁はこれを無効とし、裁判で争っていました。
25日、知財高裁の設楽隆一裁判長は「IGZOは商品の原材料を表したものとして業界内で広く認識されており、商標登録はできない」と述べ、請求を棄却しました。
これを機にほかの企業も「IGZO」を使えるようになるかも
そもそもIGZOってなに?
スマートフォンなどでこの名前を聞くことが多いですね
IGZOはシャープが世界で初めて量産化に成功した、透明な酸化物半導体。In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Zn(亜鉛)、O(酸素)で構成されているので、それぞれの頭文字をとって「IGZO」にしたんですね
現在IGZOの技術が使われている分野は液晶ディスプレー
特にIGZOはこれまでの液晶ディスプレイと比べて消費電力が低いという特性を持っているため、スマートフォンなどのモバイル機器で活躍しています。
しかしIGZOのディスプレーは発色性(あざやかさ)や視野角(斜めから見たときの変化)で従来の液晶に劣っているといわれています。実際私もIGZOディスプレーを搭載したソフトバンクのAQUOS304SHを所有していますが、特に鮮やかな赤色の発色は不自然な感じがします。
現状では省エネ特化液晶ディスプレーといった感じでしょうか
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