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車の売買マイスター
昔は車も文章を書くのも好きではありませんでしたが、あるきっかけを機に車業界に就職。  そこで勉強をしながら文章を書いていくうちに、見てもらう方に楽しんでもらうことが楽しくなったクルマとブログを愛する男です。 現在のクルマ業界は、嫌な客ほど得をするシステムになっております。言いかえると、ゴネたもん勝ち。 なんかおかしくないですか?? 普通に商談をされて、良いお客さんほど損してるわけですから。皆さんも少しだけクルマ売買の知識を知って、上手なカーライフを送りましょう。 現在も車関係に勤めながら、ちょっとした裏側の世界を楽しんでもらえればと思っています。
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2016年03月05日

中古車屋での予約

販売店側から見る中古車

車の試乗や商談をしたいときは、あらかじめアポを取っておくことが多いですよね。 大手中古車サイトでいうと、カーセンサーやグーネット内で店舗に質問や来店予約が出来ます。

ここで知っておきたいことは

 「予約をしたからと言って、必ず目当ての車両を取ってもらえるわけではない」

ということ。 普通に考えれば、「予約」という行為をしたのですから、それまで売らないで取ってもらうことが必須だと思います。 ただ、販売店側からすると、予約と言ったのに

 「来ないお客さんも多い」

のが現状です。 予約=成約に結び付くことが少ない業界ですので、アポなしで来店されて「即決」をしてくれるというのであれば、そこで決まってしまうことがよくあります。 ただ、

 「明日、伺います!」

と言ってくれたお客さんはさすがに待ちますよ。 予約は受けたけど、その後に来たお客さんに売ってしまう時というのは、(10日後)の月末に行きますとか言われた時です。 平日に電話を受けて、その週末に来てくれるといった場合は待ってくれることが多いのではないでしょうか。


お客さん側としたら、予約という行為にリスクがない

販売店側は、予約が入っている日に

 「お目当ての車を試乗しやすい・出しやすい場所に移動し、キズなどの確認をし易いようにしっかりと洗車をしておく。」

当然ですよね。 店がキレイにしておくことは販売店側の当たり前の行為。 来てくれるお客さんに万全の態勢で迎え入れる。 商売の基本です。 ただ、こうやって待っていても来ない人も多いのですよ。 来店予約というのはお金がかかりませんし、嫌だったら連絡も入れずに行くのをやめてしまう。 

こっちからすると超迷惑ですよ。 来なくてもいいけど、電話・メールくらいしてもいいんじゃないの? と思ったりもしますが、来店予約にリスクが無いので仕方ないことなのかな。

だから、リスクのない来店予約をしてもお目当ての車を取ってもらえるとは限らない。 もし、本当に欲しいと思うのなら多少のリスクを背負って下さい。 

背負う.png

 「必ず買うので待ってもらえますか?」

など言わないと向こうに気持ちが伝わらないからね。 相手はボランティアじゃなく商売でやっているのだから、

 「売れる時に売る!」

のが鉄則。 それにアポなしで来てくれた人も本気な気持ちで来てくれているわけだから、こっちとしても、迷っている人に売るより、「本気」な人に売りたくなるしね。 人にはそれぞれ都合がありますが、その中で時間を作って来てくれたわけですから。 

 「メールで予約を取ってくれた人」 と 「本気でわざわざ店に来てくれた人」 アナタならどっちに売りたいですか?
 

 

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