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2022年09月17日

(転載)「行司は見た!」物言い協議も軍配通り 簡潔な説明に視聴者も納得

<大相撲九月場所>◇六日目◇16日◇東京・両国国技館

 前頭四枚目・錦木(伊勢ノ海)と前頭五枚目・佐田の海(境川)の一番は、物言いがつく際どい展開になった。だが行司軍配通り錦木が押し出しで勝ち、視聴者からは「軍配通り」と行司の判断を称賛する声が寄せられた。



 立ち合い胸でぶつかったあと、低い姿勢で頭をつけながら攻めた錦木。佐田の海が引いて叩き込もうとすると、すかさず錦木は押し込んで前に出ていった。最後は土俵際で錦木が捨て身の押し出し、佐田の海は残そうとして飛び上がった。

 腰をぐっと落として勝敗を判断した行司の木村晃之助は錦木に軍配を上げたが、勝ち名乗りを上げようとしたところで物言いがつき、審判団が土俵上へ。すぐに協議を終えると、審判長の粂川親方は「ただいまの協議は、佐田の海の体が飛んでいるかどうかの確認でした。軍配通り、錦木の勝ちであります」と簡潔に説明した。錦木は3勝目。敗れた佐田の海は3敗目を喫した。

 取組のVTRが流れると、ABEMAで実況を務めた藤井康生アナウンサーは「佐田の海、空中に飛んでいました」と一言。物言いの協議結果を受けて、藤井アナは「体が飛んでいるかどうかということは、わかりやすく言えば、丸い土俵の円から佐田の海が外に飛び出して、元に戻れない状況になっていたということです」と補足すると、「手を先に着いたのは錦木ですが、もう佐田の海が土俵の外に飛んでいました」と解説した。

 際どい結果を瞬時に見極めた行司の判断に、視聴者からは「軍配通り」といった声が寄せられたほか、審判団の簡潔な説明について「簡潔でよい」「分かりやすい解説」とコメントするファンも相次いでいた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)



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