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2017年02月22日
撮影記 71;千葉県「緑水亭」のお料理撮影。
千葉出張二日目…「緑水亭」(鴨川市)にて
昨日の勝浦「翠海」さんでの料理撮影につづき、今日はお隣の鴨川市の「緑水亭」さんでの料理撮影です。
今朝は美味しい朝食を萃海さんで頂いてから、すぐに車で15分ほどの距離にあるこの「緑水亭」さんに移動してきました。
私は、緑水亭さんには20年以上も昔に訪れたことがあったのではないかと思いますが、もう記憶も定かではありません。何しろ国内をあちこちと忙しく動き回っていた頃です。
しかし、こうしてまたご依頼を頂いて伺うことになろうとは、何か不思議な巡り合わせを思ってしまいます。
萃海さんは、どちらかといえば洋風の佇まいでしたが、
こちら緑水亭さんは純和風の料亭旅館で、同じグループであっても趣はかなり異なります。
では、料理はどうでしょうか。
<夕食の一例>
<夕食の一例>
「翠海」さんも「緑水亭」さんも、同じ和食なのですが、料理人さんが違うと、このように雰囲気は結構変わってくる。これが和食の一つの面白さ、奥深さともいうべきものなのだなあと思います。
料理の個性を、写真だけで端的に表現するのは難しいものです。
見た目だけではなく、味や時間的な流れなども存在するのがこの料理という分野の特別なところであり、
しかもそれは食べてしまえば消滅するという、
考えてみれば非常に特殊な世界。
絵画や彫刻、音楽とも異なるのは、視覚、味覚、嗅覚、あるいは聴覚にも絡むということでしょうか。
一瞬の芸術。
残らないからこその永遠性。
和食は、中でも視覚的には世界一の芸術性を持っている料理なのではないでしょうか。
長くいろんな料理を撮影してきて、この思いは年々確信となっています。
思うに、日本料理ほど、お客のことを思いやる細やかさを有する料理は元来ない、のではと思うのです。
我々は、このことをもっともっと認識すべきではないでしょうか。
日本人として、もっと知るべき分野です!
学校で、必修科目にするべきものとさえ思います。
いえ決して、突飛な考えではないと思っております。
熱く語ってしまいました、、、。
<金目鯛のにぎり>・・・これは一度は食べるべき。
<前菜のイメージスナップ>
朝食膳の撮影もいたしました。
朝食は、萃海さんの方が一見すると品数が多そうに見えますが、
よく見ると、品数はほぼ同じようです。
こちらはまとめて盛り付けてある器が多くなっているのです。
撮影の最後は、二階の客室にて抹茶のイメージ写真を撮影いたしました。
お客さんへのお通しのお菓子と抹茶です(イメージ)。
ボカしておりますので少しわかりにくいですが、写真の背景に、椿の赤い花が綺麗でしたので入れ込んで見ました。
二日間の撮影は、午後2時ごろで終了しました。
二日間とも良い天気だったこともありますが、それにしても勝浦や鴨川のあたりは暖かかったです。
景色も含めて良いところだと思いました。
さあ、これからまた伊豆まで数時間の一人ドライブです。
完全自動運転だったらなあ。
私が生きているうちはまだ無理かもしれませんねえ。
おしまいまで大変ありがとうございました。
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