2019年12月17日
ノーショー対策
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
本日の記事は、「ノーショー」についての記事です。
「ノーショー」って何?
飲食店関係者以外には、あまり馴染みのない言葉なので簡単にご説明いたします。
簡単に言うと、飲食店に予約を入れ、その後、そのお店に来店しないことを「ノーショー」と言います。
(no show)、お店側にとっては、まさにお客さんの顔が「見えない」となるのでしょうか。
先日のニュースでも飲食店のノーショーによる損害額が2000億円にもなると、報道されていました。
飲食店にとっては、「ノーショー」されると2重3重にダメージがくるのです。
第一にコース料理などの予約だと、食材が無駄になる。
第二にコース宴会に備えてアルバイトなどを余分に入れているので人件費が無駄になる。
第三に「ノーショー」予約客のために確保していた部屋が有効に活用できなくなる。
等のことが損害として予想されます。
その番組では、「専門家」と名乗る人が「ノーショー」予約のために余分に仕入れた食材は、
「他のお客さんに食べてもらえば、無駄は、無くなるじゃないか」
といってましたが
お店側が勝手にその、別のお客さんに
「はい、これ食べてくださいね、お代は、〇〇円です」
というわけにもいきません。
お客さんの好み、予算の、兼ね合いなどもあるのでタイミングよく「ノーショー食材」を注文し、食べては、くれません。
なので実際には、「ノーショー食材」を転用することは、ほぼ不可能です。
安売りは、可能ですが、赤字覚悟です。
前述の「専門家」という人は、飲食店の内情をよくわかってない人だと思います。
ならば、
「翌日、使用すればいいじゃないか」
という人もいるようですが、やはり、翌日使用となると鮮度が落ち、味も落ちるので使いたくないのが飲食店の本音です。(お金をもらっている以上、食べられるものでは、無く、美味しいものを提供しないとお店の評判にもかかわってきます。)
ならば、「ノーショー」は、防ぐことができないのでしょうか?
経験上、ノーショーは、かなり防ぐことができます。
当店では、コース料理予約のノーショーは、皆無です。
「席のみ」の当日予約では、「ノーショー」が何度かありました。(こちらは、ある程度仕方がない部分があるのかもしれません。)
当店の場合、顔見知りの常連さんのご来店が多いからということもありますが、当然、「知らない」お客さんも来店されます。
当店では、人数、予算などの最終確認も兼ね来店日の
2日前には、確認電話を入れるようにしています。
この電話一つするだけでもかなり、違うのでは、無いでしょうか?
そして、前述の、「当日、席のみ、ノーショー」の対策としては、
予約来店時間10分を過ぎたら、確認電話をする、
「30分が経過したら自動的に予約解除する旨」を予約を受ける時点で先方に伝える。
「30分経過自動解除」
を受けてもらえないお客さんからの予約は、受けないようにしています。
そしてトラブルを避けるため、30分で予約解除の時には、あらかじめ聞いておいた先方の携帯電話に予約解除のショートメールを送信する対策をとっています。
参考になりましたら幸いです。
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