2018年08月17日
父の単身赴任は子供にも影響がでるのでは?
「ばばあ2」
ばばあの弟は「タイの国」に単身赴任をしてもう10年以上になります。ですから姪や甥が幼稚園のときからです。
ばばあは一緒に家族で行くものと思っていたのですが、会社の関係とタイでもとても地方になるので、ある程度地盤が出来てからと言う話になったようです。
1.自宅を新築して間がない
ばばあの弟は自宅を新築して数年しかたっておらず、両親だけには出来なかった事と母親が大病を患い障害者になってしまい、義妹はタイへ行く事をためらいました。
子供達の教育状況からすれば日本の方がタイの田舎よりも良いのではないかと思ったようです。
2.共働きの家庭
義妹は仕事をしていたので、朝8時には出かけ、夜は19時近くの帰宅です。土日や祝日は休みですが、殆ど祖父母といる時間が多かったです。
幼稚園から帰ると祖父母と一緒で、夕食も祖父母と食べるのが習慣でした。田舎の為、学童保育に行っている子も少なく、学童保育に行くと近所の友達と遊ぶことが出来ないために自宅で過ごしていたようです。
ばばあの場合は自宅に置いておくよりも学童保育へ行かせた方が、生活習慣も出来ると思いギリギリの小学3年生までは入れていました。
3.休日の過ごし方は母親だけ
休日と言えば家族で出かける家庭が多い中、姪も甥も母親と買い物に出かけるか、母親の実家に行くぐらいの生活です。
周りの子供達の様に旅行などへ出かける事は殆どありませんでした。ばばあが子供の頃もそうでしたが、弟達が旅行に出かけたことは聞いたこともありません。
義妹は子供が小さくても頼るところもなく、本当に頑張ってきたと思います。
4.学校では母子家庭と勘違いされていた
姪や甥が学校で「○○ちゃんはお父さんがいないの?」とたびたび聞かれたようです。子供なので「海外にいるよ」と答えたようですが、参観日も運動会も義妹の両親が行くので、本当は母子家庭なのだろうと、思われていました。
帰国するのも年に2.3度なので、学校行事に合わせての帰国ではありません。ですから、学校での噂は「母子家庭」になっていたのでしょう。そこも甥が登校拒否の一部かもしれません。
5.年に数回しか会わない親は甘い
どうしても年に数回しか会わないし、子供の寂しさを埋めようとついつい物を買い与えてしまうようです。前回、甥の登校拒否についてお話いたしましたが、子供を叱ることもしませんし、自分が離れているからだと思っていたようです。
好きで海外生活をしているわけではありませんが、離れている負い目があったのでしょう。次男曰く、甥の部屋のパソコンや置いてあるゲームは最新のものばかりだったと言ってましたね。
6.帰国しても孤独な父に
以前は帰国に対して歓迎をされていたようですが、今では大学の費用を出してくれる人ぐらいにしか思っていないようです。
登校拒否の引きこもりだった甥も大学生活を送る事が出来るようになり、父親としての役目はお金を払う事だけの様です。
本当なら子育てをもっと楽しみたかったかもしれませんが、弟も父親のDVで苦しんだ一人として、子供には甘いようです。ただ、どのように娘や息子と接したらよいか経験がないので、解らないのも現実の様です。
まとめ
・自宅を新築してすぐの事と母が大病を患い障害者になったので、義妹は自宅にのこることに
・共働きの為、学校から帰ると祖父母しかいない寂しい生活
・休日の過ごし方は母親と買い物か、母親の実家へ行くぐらいで、旅行などは殆ど出来ない
・学校行事に父親は参加しないので「母子家庭」と言われていた
・年数回しか合わないので、子供に対しては甘い
・今では学校の授業料を払ってくれる親としか思っていない
どこの家庭でも今や海外赴任は当たり前になってきているのですが、1年、2年の場合と違い10年以上海外赴任を続けていると、子供とのコミュニケーションも取れないのが当たり前かもしれません。
親はいなくても子は育つとは言いますが、義妹はとても大変だったと思いますし、姪や甥も寂しい思いをしてきたのは間違いありません。
ちょっと掛け違いがあると子供は「登校拒否」などになったり、道を外れたり、それなりの弊害は出てくるのではないでしょうか。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8003013
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック