2018年08月09日
「隠したい身内2」3歳で母が亡くなり、義母にいじめを受け行方不明に!
「ばばあ2」
「隠したい身内」シリーズです。「隠したい身内1」の伯母が母代わりになり育てた人物「S」についてです。幼児期に母が亡くなり、義母からはいじめを受けていたのです。
不憫に思った伯母が母代わりになり「S」を小学校まで育てました。しかしその後、結婚と出産を期に祖父母に育てられることになるのです。
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1.母の記憶は育ての伯母
「S」の母親はもともと体だ弱かったので、亡くなる前から殆ど母親らしいことをしてもらっていなかったようで、食事の支度や洗濯などは伯母がしていたようです。
3歳と言えばまだ親が恋しい時期で、一緒に過ごしたかったようですがその願いもかなわず、姉や兄と過ごす時間が多かったようで、実の母親の思い出は殆どないようです。
しかし、ばばあが「S」の母親だったら、自分が3歳の子供を置いてこの世を去る辛さは計り知れないと思います。しかし食糧事情の悪い中、改善することもなくこの世を去るのです。
2.義母からのいじめ
「S」は愛情不足で育ったせいか、新しい義母にはなじめず、小学生の時から悪さばかりで
泣きながら祖父母宅に逃げてくる毎日だったようで、見かねた祖父母が「S」を引き取り育てるのですが、何かと問題行為を起こす毎日だったようです。
3.中学卒業待たずに祖父母宅を出ていく
「S」は実姉が就職で実家を離れ結婚し遠くへ行くことになり、実兄も就職で自宅を離れたのを境に 祖父母宅から姿を消してしまうのです。
連絡先もわからず、どこで何をしているのかもわからない状態でした。しかし、何年かに1回はフラッと祖母宅を訪れ一泊して帰るのです。
ばばあは幼少期に2、3度しかあった事が無く、記憶に殆どありませんでした。
小学生の時の事です。学校帰りに「サングラスとパンチパーマ、柄シャツ」見るからに人相の悪い人物が後ろから付いてくるのです。
怖くて胸が躍り、逃げるように自宅玄関に入ろうとすると、ばばあの名前を呼ぶのです。サングラスを外すと「S」だったのです。
ばばあは「S」の事を嫌いではありませんでした。むしろ遊んでくれたりお小遣いをくれるので「S」の事を心待ちにしている部分もありました。
4.映画の「ふうてんのトラさん」の様な「S」
祖父母が生きている頃は何年かに1度は来ていたのですが、祖父が亡くなり、ぱたりと来なくなり行方知れずになったのです。
生きているのやら、死んでいるのやら実の兄弟でも知らないようでした。ばばあが20歳ころ突然連絡があり、結婚するから一度、彼女と帰省するとの連絡がありました。
12年位の月日がたっていたように感じます。まるで干支が1サイクルすると突如、姿を現すような「S」は得体のしれない人物です。
各地を転々としていたようで、最終的には名古屋市で腰を下ろすことになったようでした。子供の頃から親の愛情を知らずに育った「S」には今度こそ幸せになってもらいたいと思うのですが、またまた連絡が途絶えるのです。
5.離婚後に連絡が!
やはり12年位過ぎてから離婚して今は一人で暮らしているとのことでした。自分も体調がすぐれず中々連絡が出来なかった事を言っていたようです。
実の父親の葬儀にも当然来ていませんし、ましてやいじめを受けた義母の葬儀にも来てはいません。だって、いつも行方不明なんですから。
6.親の愛情を知らずに育った「S」
「隠したい身内1」とは対照で「S」は親の愛情を知らず、自分一人で生きていくしかたようです。ですので、結婚してもどのように子供へ愛情を注いだらいいのかもわからずにいたようです。
どちらの二人も偏った環境で育ったのは同じかもしれません。幼少期の愛情の大切さ、成長期の子供のつき放し方はとても難しいと感じました。「S」は今もまた行方がわかりません。
まとめ
・母との記憶が殆どなく孤独な幼少期
・義母とは折り合いが悪く、いじめを受ける毎日
・実の兄弟が家を出ると行方知れずになる
・干支が1サイクルするかのごとくに現れる「S」
・実父や義母の葬儀は一切出ていない
・子供の愛情不足と愛情過多、どちらも本人達は犠牲者
「隠したい身内2」では真逆の愛情不足で育った場合の例をご紹介いたしましたが、親は子供と共に成長し、多少の事は大目に見て、心寛大でいないとどちらも犠牲者になるのかもしれません。
上記の二人の育ち方を、事実は事実と受け止め、子育ての参考にしてきたつもりのばばあですが、子育てほど難しいものはないと思いました。
「隠したい身内」シリーズの完結として次回は知能指数の低い子供について書きます。次回も宜しくお願いします。
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