真面目に楽して子育て 〜アレルギーと上手に付き合ういろはみち〜

自分だけ浦島太郎になったらつもりでいた。紀夫さんのセリフです。
さて、浦島太郎の話の教訓は何でしょうか。ずっと気になっていました。
竜宮城＝戦地 に行っている間に世の中はすっかり変わってしまっていて自分1人取り残されたような気持ちになった。
紀夫さんは、爆薬の入った箱を開けて戦地で死んだことにでもしてしまいたかったのかもしれません。
私は浦島太郎の話の中で、乙姫が浦島太郎に開けてはいけない＝困った時はこれを開けて と言って玉手箱を渡したのだと解釈しています。

紀夫さんは自分だけ浦島太郎になったつもりだったけど、実際はこの時代みんな浦島太郎で、自分同様変わろうと必死な事に気付いたんですね。

浦島太郎は亀を助けたお礼に竜宮城に連れて行って貰うけど、故郷が恋しくなって帰りたいと言い出します。
ずっと竜宮城にいればよかったものの、憧れの桃源郷を手に入れたとたん住み慣れた故郷にも帰りたくなって乙姫様を困らせます。

しかし、人間が桃源郷を手に入れた代償は余りにも大きなものでした。

人は欲深い生き物だから成功しても同じ場所に留まることが出来ないんです。
この話は、桃源郷なんてものは無く、何てことない日常こそがかけがえのない幸せであるということを言っているように思います。

玉手箱を開ければ元の世界に戻ることが出来る。
世の中はそうやってバランスを保っているんですね。

人間は神様にはなれません。
今後、人間の平均寿命が上がれば自然災害や子供の出生率にも影響するのでは？と、思ってしまうのは私だけでしょうか。






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