2017年07月03日
Bash on Windowsのホームディレクトリを変更する
Bash on Windowsのデフォルトの作業ディレクトリはWindowsからだと非常にアクセスしづらい場所にあります。もっとも通常はWindows側からはいじらないほうがいいのでこれはこれでいいのですが不便も感じます。なのでマイドキュメント以下にホームディレクトリを変更してみました。
ユーザー名を設定しなかったときは
ホームディレクトリにしたい場所にフォルダを作成します。僕はマイドキュメントに
ホームディレクトリをどこにするかはBash on Windowsの
viで編集します。読み込み専用なのでsudoで。
Bashをインストールするときにユーザー名を指定していればpasswdの一番下に
BashをインストールしなおすときはWindows PowerShellを開き
さて、ホームディレクトリは
例えばマイドキュメント以下に先ほど作成したhomeフォルダを指定する場合は
viは普段使っていないと操作に戸惑うと思います。起動したときは編集モードになっていないので[I(アイ)]キーを押して編集モードにします。そのあとは他のエディタと同じ操作で編集できます。編集が終了したら[Esc]を押して編集モードを終了し、[:]、[w]、[q]の順番で入力してEnterで保存して終了します。[w]で保存し[q]で終了しています。
Bash on Windowsを再起動し、
変更が反映されず元のままなら記述を間違えているかユーザー名を設定していなかったために変更が反映されていない可能性があります。記述間違えはよく見直せば解決しますがユーザー名の設定がなかったときはBashを再インストールする必要があります。
現在のディレクトリを確認してみる
pwdで現在のディレクトリを確認してみます。おそらく
/home/設定したユーザー名となっているのではないでしょうか。
ユーザー名を設定しなかったときは
/rootとなると思います。
ディレクトリの作成
ホームディレクトリにしたい場所にフォルダを作成します。僕はマイドキュメントに
C:/Users/ユーザー名/Documents/BoW/homeを作成してここをホームディレクトリとすることにしました。
passwdの編集
ホームディレクトリをどこにするかはBash on Windowsの
/etc/passedに記述されています。
viで編集します。読み込み専用なのでsudoで。
sudo vi /etc/passwdで開きます。
Bashをインストールするときにユーザー名を指定していればpasswdの一番下に
ユーザー名:x:1000:1000:"",,,:/home/ユーザー名:/bin/bashと記述されているはずです。もしなければBashをインストールするときにユーザー名を設定していないということです。この場合はおそらくホームディレクトリはrootに指定されているはずです。passwdの先頭にある
root:x:0:0:root:/root:/bin/bashの位置です。ホームディレクトリがrootに設定されている場合は
ユーザー名:x:1000:1000:"",,,:/home/ユーザー名:/bin/bashを追記してもホームディレクトリを変更することはできません。この場合は
root:x:0:0:root:/root:/bin/bashの
root:x:0:0:root:/root:/bin/bashの太字の部分を編集するか、Bashをインストールしなおして、ユーザー名を設定する必要があります。
BashをインストールしなおすときはWindows PowerShellを開き
lxrun /uninstall /full /yいったんBashをアンインストールした後
lxrun /installで再インストールします。このとき
lxrun /install /yとオプションをつけてしまうとユーザー名とパスワードを設定できず振り出しになるので気をつけましょう。
さて、ホームディレクトリは
ユーザー名:x:1000:1000:"",,,:/home/ユーザー名:/bin/bashの太字の部分を書き換えます。
例えばマイドキュメント以下に先ほど作成したhomeフォルダを指定する場合は
ユーザー名:x:1000:1000:"",,,:/mnt/c/Users/ユーザー名/Documents/BoW/home:/bin/bashのように書き換えます。
viは普段使っていないと操作に戸惑うと思います。起動したときは編集モードになっていないので[I(アイ)]キーを押して編集モードにします。そのあとは他のエディタと同じ操作で編集できます。編集が終了したら[Esc]を押して編集モードを終了し、[:]、[w]、[q]の順番で入力してEnterで保存して終了します。[w]で保存し[q]で終了しています。
変更の確認
Bash on Windowsを再起動し、
pwdと入力して作業ディレクトを確認してみます。きちんと反映されていれば先ほど編集した通りになっているはずです。例えば
/mnt/c/Users/ユーザー名/Documents/BoW/homeのようになっているはずです。
変更が反映されず元のままなら記述を間違えているかユーザー名を設定していなかったために変更が反映されていない可能性があります。記述間違えはよく見直せば解決しますがユーザー名の設定がなかったときはBashを再インストールする必要があります。
タグ:Windows10
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